芳香性ホスタ(香りギボウシ)
芳香性のホスタは関東では主に7月の終わりから8月に花の盛りを迎えます(陽当たりなどの環境にもよります)。
1本花が咲いているからといって周囲数メートルに花の香りが漂うほどではありませんが、すぐ近くを通ると良い香りに気づく人もいますが、しっかり立ち止まるとより香ってきます。
先日の記事でも書きましたが、芳香性ホスタは特に夕方以降から翌朝にかけて良い香りがします。
何本も咲いていると割としっかり周囲に香りを放ちます。
夏の強い日差しと乾燥が苦手なギボウシ。夏の日差しの強い関東以西の暖地では、夏に明るい日陰や午前中に少し陽が当たる程度の半日陰になる場所が植栽場所として最適です(春は日当たりがあった方が大きく育ちやすいです) 。
この小道脇↓には芳香性のホスタの花が複数本並んでいる為、この小道を通ると良い香りが漂っています。
以下の芳香性ホスタは日本作出のホスタではありませんが、日本でも馴染深いギボウシの芳香花なので日本らしい夏の芳香花だと個人的には思います。香りも楽しめて葉も花も楽しめる芳香性のホスタがもっと広まって欲しいなと思っています。
「フレグラントブーケ」と「ロイヤル スタンダード」
自宅ではなく仕事先で植栽した、明るい黄緑×クリームの綺麗な葉が日陰の庭に生える「フレグラントブーケ」と、背高く咲いた「ロイヤル スタンダード」は画像では2本ずつに見えますが、実際は3本ずつ花が出てきました。大株になる程花の本数も増えその分香りが増します。
水遣りを満足にできずいつも成績が悪いこのエリアの開花率ですが、今年は梅雨の長雨のおかげで水不足にならずに済んだためしっかりした花が咲きました。
小型で鉢栽培でも取り入れやすい斑入り葉の「ソー スイート」
同じく仕事先で植栽した小型の芳香性ホスタ「ソー スイート」もお盆に突入してから咲き始めました。
緑に細く入った白の斑入り葉が爽やかで小ぶりの芳香性ホスタは鉢栽培にも向き、狭い場所にも植えやすい人気のホスタ。
明るい黄緑系×緑縁の葉が日陰で映える「グアカモール」と「ステンド グラス」
7/31の記事にも登場しましたが、自宅の芳香性ホスタの「グアカモール」と「ステンド グラス」も8/19現在そろそろ最後の花が咲き切ろうとしているところです。
地植えではなく5号もない小さな鉢栽培なので本数は少ないですが、地植えにして花茎をもっと上げるとより一層香りを放ちます。
(地植えではないけれども小さなスリット鉢の底からすぐ下の植え込みの土に向かって初夏頃から根が張り始めたため小さな鉢のわりに2本ずつ花茎があがってきました)
芳香性ホスタの中では早く咲き始めた「ダイアナ リメンバード」
自宅の芳香性ホスタ「ダイアナ リメンバード」は他の芳香性ホスタよりも早く7月半ばから咲き始めました。
こちらは完全鉢栽培(5号鉢)なので花は1本しか上がってこず。
これだけ陽当たりの良い場所に置いていたから早く咲いたのか、元々少し早咲きタイプの芳香性ホスタなのかは不明です。
ちなみに芳香性ではないホスタですがブルー系の定番ホスタの「ハルション」は、他の無香のホスタの多くが6月から7月にかけて開花するのに対し、7月後半に開花し始め8月に見頃を迎えました。
なお、「八重咲きタマノカンザシ」は、やや大型のホスタなのに5号もない鉢に閉じ込め根をあまり充実させられなかったせいで今年は咲きませんでした。
株は育ってきているので来年は広い場所で根を充実させて開花姿を見たいと考えています。
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