私が管理しているよそのお宅でおおむね西日しか当たらない場所にある平たくて薄い大鉢があります。
南西にある鉢で、南には大きな大木が3本あるせいで初夏から夏まではほとんど西日しか当たらず、周囲の建物の高さで冬は西日ですら直接当たる事がほとんどなく、ほぼ放任で水もほとんどあげられない場所です。
そこには何を植えればいいか考えた末、強いセダムと、夏越えできるか心配なセンペルビウムを買い求めて植えました。 しかもセンペルは特に 蒸れと暑さ(つまり日本の夏)に弱く、 雨が余裕で降り込む場所なので今の時期は特に心配な場所なのに。
下の画像の手前に写っている一番赤みの強いセンペルビウムはブロンコ。冬の紅葉の名残が強くまだ赤が強く出ています。
中央に沈座しているのは「 ノワール 」。中でも中心の子は日当たり抜群のベランダで秋から春まで管理したらびっくりするくらい大きく育ちそれをこの鉢に植え付けたら子株に囲まれて小さくなってしまったけど、ノワールファミリーは鉢の中心の一番土に深さがあるところで根を張っているため子だくさんでとっても賑やか。度々間引いて減らさないと鉢の大半がノワールになりそうな勢いです。
(この浅鉢は円錐状になっていて中央が一番土の深さがあるところ)
角度を変えて レッドチーフとグリーンファウト側から。
↓6/5 再びブロンコ側から。全体的に赤味が抜けてきて夏仕様に近づいてきました。ブロンコの左(グリーンファウト)のそのまた左のレッドチーフなんて、ほとんと赤味が抜けてきてる。。
これからは夏の暑さで、秋から春にかけて増えてきたセンペルも弱って減ってくると思います。
センペルビウムは夏にとても弱いです。しかもここは西日がメインであたるところ。正午までは直射日光が当たりそうでなかなか当たらず、突然昼過ぎに高く上がった太陽の直射日光とその後の西日が照りつける場所です。
もう一つのモリモリセダム鉢も5/4の時点ではパリダムの芽吹きが続いていてとっても綺麗でした。
パリダムの芽吹きがとても綺麗で、現在パリダムには花が咲いていますが、花は咲かずにくすんだエメラルドグリーンの葉だけ茂っていて欲しいくらいに近くで見ると幻想的で美しい葉姿です。
パリダムの春の芽吹きは下の画像のように明るいエメラルドグリーンです。そこから上の画像のようにちょっとグレーがかったようなブルーグリーンに変化してゆきます。
いつも日没頃にスマホで撮影するのであまり鮮明に撮れないのですが、 鉢の全体図はこんな感じ。古めかしいコンクリ鉢です。
ミニセダムの鉢はブルーグリーンの葉がパリダム、鉢の中央あたりでバリダムの中頑張って一段高い葉をちょこちょこ出しているのがレフレクサム、 その他はミルクゥージ、ルビーネックレス、コーラルカーペットです。グラウコフィラム、ダシフィルムリファレンス、レモータ、タイトゴメ、などもいたのですが淘汰されて消滅してしまいました。フクリンマンネングサは西陽にやられないよう、この2つの鉢の間に植えてあります。
ピントボケした画像しかなくて残念ですが、センペルの鉢は上から見るとこんな感じ↓で、目指している姿は中心の「 ノワール 」の丸い集合体から放射状に8種類のセンペルが綺麗に伸びていく形です。
中央は「ノワール 」 、その真上の12時の方位にある緑色のセンペルが「グリーン ヴァウト 」 、時計順に「レッドチーフ 」 、 「 ギョーム 」 、 「 ユートピア 」 、6時が 「 トリスティ 」 、 「 オデッティー 」 、9時が 「 クレアチン(クラールケン) 」 、10時の方位にある赤いのが 「ブロンコ 」 です。
鉢の縁で外に垂れるように繁殖しているのはルビーネックレス(増えるスピードが速く道路まで流れ出てしまうので取ってしまおうか悩み中)。
ブロンコとクレアチン(クラールケン)とオデッティーの繁殖が一番旺盛に見えますが、中央のノワールが一番モリモリ成長しています。中央が一番深いから根がしっかり貼るため、という事もあるかもしれないけれど、今は小株に囲まれて親株が中央にぽつりと佇んでいますが、子株がまだ生まれていなかった送られてきたばかりの苗だった時は、我が家の日当たり抜群のベランダで冬前後にかなり大きなサイズになっていました。
コメント
素晴らしいとしか言葉がありません。理想の風景ですね。
ネルグイさん、はじめまして^^
ネルグイさんも多肉植物がお好きなのでしょうか。
センペルは夏の暑さと西日で1/3くらいに減って秋から春にかけて復活する形で何とか保っているものの、このお庭は道路沿いのせいか緑地か何かと思われているのか分かりませんが黒法師の枝とセンペルがよくもぎ取られて盗まれます。
理想的な環境ではないのですが何とか毎年元気に育って欲しい(残ってほしい)と思いながらお世話しています。