我が家ではプルメリアのシンガポールホワイトを長年育てています。
去年我が家ではもて余しすサイズになってしまい、秋に枝をバッサリ切って挿し木にしました。
我が家のプルメリア、シンガポールホワイトを迎えてから10年が経ちました。
(最初の頃は途中で駄目にしてしまい間が空いたりしていたので、実際の栽培期間は7年ほどですが)
開花姿の綺麗な画像がないのでまた夏にアップするとして、白花に中心が黄色のグラデーションが入る典型的なプルメリアのお花です。
プルメリアの花は品種によって香りが様々で、このシンガポールホワイトの香りはレモンの香りと例えられるようですが、レモンそのものではないけれど、すっきり爽やかで割と強い芳香で、とても良い香りです。
全てのプルメリアの花の香りを嗅いだ訳ではないのだけど、カラフルなカラーのプルメリアは、ハワイやタイなどでお土産屋さんに置いてある石鹸のような濃厚で甘い香りのものが多いような気もしますが、白花は甘い中にもすっきりした柑橘類を連想するような香りである事が多いのかな?
矮性タイプではなくやや大型になるタイプなので、鉢植えでも放任すると身長を超えた高さになり 狭い我が家には手に負えなくなってしまうので剪定が欠かせません。
そんな訳で去年の秋に思い切って剪定をして挿し木苗を2個作りました。
本来なら春から夏頃までがプルメリアの挿し木の季節なのですが、秋に室内に取り込む際に大きすぎてカットした枝を2本挿しておいたのです。
そしてその挿し木のうちのひとつにこの春早速蕾が出てきました。
シンガポールホワイトは太さ2cm以上の副梢が出てくるとその枝先に蕾が付く事が多いので、この挿し木も丁度直径2cmほどの花芽が付いてもおかしくない枝であったため、挿し木にして間もないのに蕾が付いたようです。
通常、プルメリアの挿し木苗を作ったら最低丸1年は花が咲かない事が多いのだけど、今年は機嫌よく挿して半年で花芽を出す気分になったようです。
秋にカットして、リビングで養生させてたけれど冬の間は切り口にカルスのみ形成するにとどまり、春になってようやく発根したばかりなのに。
この状態で根はそこまで伸びておらず、これから夏にかけて根がどんどん張っていくような根鉢の状態なので、もともと花芽の細胞的なものが挿し木枝の中に昨年中にできていたような感じなのだと思っています。
↓挿して半年で花芽が付いた苗はこちら
もう一つの苗はこちら↓
花芽はまだ出ていなくて、多分来年になってしまうかもしれないけれど、秋口にこんなに思い切ったサイズにカットして土に挿してしまったのに、無事冬越えして現在葉っぱが次々に展開中。
この太さ・大きさで秋にカットしカルス形成のみで根も出てない状態で何枚かの葉付きのまま無事に室内で冬越えし、春になってから発根して早々に何事もなかったかのように葉を展開してくるなんて、プルメリアの生命力はあなどれません。
沖縄などの暖かいエリアでもなく、冬でも日当たりを望めるようなハウス等がある訳でもないのに、ここまで大きな枝を挿し木にしてしまった今年。
弱って駄目になる前提で挿し木にしたので、順調に成長して少し驚いています。
この2つの挿し木苗は無事里親さんが決まり、巣立ってゆきました。
我が家にある親株は今年は去年のこの強剪定が祟って今年はまだ太い副梢が育たないと思うので、開花は来年になると思います。
狭いおうちでお庭もなく植物をあれこれ育てるのって、ほんと大変。そこそこ整然とした状態で植物に囲まれていたいと思ったら工夫が必要です。 ましてや大型の植物の扱いは困ります。冬は室内に取り込まないとならない訳だし。
狭いおうちでも比較的大きくなるタイプのプルメリアの我が家における扱いについて、また今後アップします。
コメント