パーロット咲きのチューリップはどれも蕾の時から独特の気配を漂わせ、ウネウネと全身をひねるように開花する姿、蕾が出てから散るまでの美しさに目が離せなくなります。
その中でもひときわ異色の奇才を放つアプリコットパーロット(/アプリコットパロット)の紹介をしたいと思います。
今までパーロット咲きではロココ、エステララインベルト、フローズンナイト、イエローサン、フレミングパーロット、シルバーパーロットの球根を植えましたが、他にも沢山のパロット咲きのチューリップがあるので見てみたいのですが国内で購入できる品種は少ない。
昨シーズンに魅せられてしまい、パロット咲きの中で気に入って毎年植えているロココ、エステララインベルトにこのアプリコットパーロット加わる事に。今年はアプリコットパロットに似た色のパロットキングも購入したので違いをじっくり観察したいと思っています。
その前に今日はアプリコットパロットの蕾が花開くまでの様子をアップします。
3月末、蕾が顔を覗かせてきました。
一重ですがパロット咲きチューリップはごつごつした花びらが嵩むため、開花前の蕾でも他の一重のチューリップの開花前のシュっと細身の蕾より丸く膨らみどちらかというと八重チューリップの蕾に近いです。
後ろのほっそりした一重チューリップの蕾と比べると違いがよく分かります。
普通の一重は開花。アプリコットパーロットはこれから。
↓5球中、一番早く咲いた球根の蕾。ちょっと花びらの縁がオレンジに色づいてきました。あと二日してもう少し色が出てきたら開花、といったところ。
次の日の蕾を写していないので、同じ鉢の別のアプリコットパーロットの開花前の蕾の様子に一時的に飛びます。
ワニみたいなパロット咲きチューリップの蕾。これはアプリコットパーロットのうち2~3番目に咲いた球根の蕾。
パロット咲きチューリップの開花直前の蕾はワニの頭(口)のような形になる事がよくあります。
↓これくらい色づいてくると次の日には開花しそう。
この日は確か豪雨で室内に入れ暗い階段で写メを撮ったのですが綺麗に写りませんでした。
せいいっぱい照明に近い場所で。
パロット咲きは花びら少しが肉厚で、蕾の名残の緑色とその他にも2~3色の色が混じり合い、絵具を混ぜ合わせ途中のパレットのように何色か色とグラデーションが走っていてついじっくり見てしまいます。
複雑に混じり合った色と、花びらの造形的な形、両方に魅入ってしまう。
これは上の双子の蕾ではなくその隣で倒れ気味に咲いた別の球根の花です。こちらも咲き始めたばかり。
↓元に戻って最初に開花した花の開花1日目。午後だから分からないけどお昼時に全開までは開かなかった?
↓またまた昼間開いて閉じたところ。奥の普通の一重チューリップは卵型に閉じますが、パロット咲きは一度花開いて午後に閉じても花びらが肉厚でギザギザなのでなかなか卵型には閉じません。
↓午前、これから全開しそう。ギザギザした花びらの縁を歯に見立てて肉食恐竜にも見えます。
↓横から見るとカパーっと開いてきました。
前から見るとまだまだ。開花後最初の数日より、少し経ってからの方が綺麗に開きます。
スマホの写メでなかなか綺麗に捉えられないですが、花びらの縁の切込みのようなフリンジみたいな切りっぱなしの布地のほつれた毛糸みたいな何とも言えない立体的なギザギザが綺麗です。
咲き始めは色が抜けてなくて花びらも元気そのものですが、この後もパーロット咲きの本領を発揮してゆきます。その様子はまた後日アップします。
今回の載せたのはオレンジ寄りのアプリコットカラーのアプリコットパーロットですが、実はピンク寄りのアプリコットカラーのアプリコットパロットもあります。そのお花も球根から育てたのでまた追って載せたいと思います。
ガーデニングと関係ない話になりますが、楽天やヤフー、amazonなどの買い物履歴を見ていると、同じ商品でも10年前の価格に比べて現在の価格が二倍前後値上がりしていますね。家具やインテリア、食材、雑貨などの同じ商品でも1万円以下のものは1.2~1.6倍、1万円以上のものは2倍前後10年前より価格が値上がりしています。
洋服などは今は競争で安いものも出回っていますが、世の中色々なものがかなり値上がりしているんですね。若いころは服やインテリアなども買える範囲で買っていましたが、最近は必要最低限レベルの生活必需品と園芸関係のものしか買わなくなったせいか経済情勢にすっかり疎くなっています。
コメント