いちごの実を熟したものから少しずつ収穫しながら楽しみ、黒百合やアスチルベの蕾が膨らみ、初夏咲きのアリウムが咲き始める中、オーニソガラム「ヌタンス」や西洋オダマキ各種が見頃を迎えて久しく経ちます。
この苺↓は四季咲きの「すずなりいちご」。随分小さいですが私Rhodesが定期的に自宅を不在にし留守中家族に水やりを頼むのですが完璧にはしてもらえないので何度か干からびて死にかけ実の赤ちゃんを沢山つけた株の葉が半分枯れかけ沢山葉を除去したためなのか、もともと小粒タイプなのかは不明です。
どの品種も大体そうですが、全体がくまなく赤くなるまで収穫せず裏側も全部赤くなるまで待って食べるとしっかり甘い美味しい苺になります。
下のイチゴは「ジャンボイチゴまんぷく2号」。左端の一番赤い苺が5/4~5/6には完熟しそう。
こちらも春先にハダニにやられて葉が少し傷んでしまいましたがうどん粉病も少なく美味しそうな実が鉢の回りにぐるりと付いています。大きな分数は少し少なめ。
他のいちごの品種の画像もアップしたくなりますが今日はいちごの話ではなくオダマキの話。
西洋オダマキはよそのお宅で何種類か、庭のない自宅でもポット栽培で少々栽培していますが、タワー咲きで咲いた「グリーンアップルズ」はもうほぼ散り、「ルビーポート」「ブラックバロー」あたりが見頃を迎えています。
「ブルーバロー」とタワー咲きでない方の「グリーンアップルズ」は今年は咲かないどころか、株が弱って小さくなってしまったため下手をしたら消滅してしまうかもしれません。
「ローズバロー」「ノラバロー」は去年よそのお宅に植えて今年で2度目の開花ですがタイミングが合わずなかなか開花に立ち会えません。現在は日陰の庭で蕾が育っているところ。
今日はそんな現在見頃を迎えている西洋オダマキの記事です。
画像が多くなると記事が重くなるので記事を2つに分けようと思います。
グリーンアップルズ
グリーンアップルズはお気に入りの西洋オダマキ。咲き始めのグリーンがかった様子がとても素敵な白いオダマキです。
画像のようなタワー型ではない八重の花が咲く株は半日陰のような場所(よそのお宅の庭)に植えていたのですが、あまり水やりが出来ない上に夏の日中の日差しがたまに直撃する場所で沢山咲いたあとで株が小さくなってしまい、移植して療養中。
下の画像は2年前の初夏に咲いた時のものです。
咲き始めは特に緑がかっています。グリーンアップルの名前に相応しい姿。
上の画像の一部をアップ。
なかなか綺麗に撮れませんが、どの角度から見てもうっとりしてしまう整った花の形と変化のある花色です。
できるものなら種を採取して増やすか、手間をかけられず1株ごとに様子をみながら植えています。
種が散るのを放置して自然に殖やしてもいいのですが放置できるような一定の庭スペースに植えていてもRhodesの自宅ではないので無計画に殖やしたり管理したりできません。
安藤忠雄建築のコンクリートデザインの住宅の中庭↑にもよく似合います。自然かつモダンな雰囲気で色使い控えめのシンプルな植栽がぴったりです。
ここは毎年4月上旬にハナミズキの開花が楽しめるとある安藤忠雄建築の中庭です。このハナミズキ↓の足元にここで紹介したオダマキにその他宿根草を少々控えめに植えてあります。
タワー咲き
今年の春先に購入したグリーンアップルズはタワー咲きでした。
種からの実生だと花の形、色などが微妙に異なる事がたまにあります。
白い花だから咲き始めにグリーンが出るところは同じです。
タワー咲きでない方が風に揺れる繊細なイメージかつ洋風、タワー咲きはたくましさ?が増し洋風にも和風にも合う印象です。
ちなみにブルーバローの実生もタワー咲きが出る事があります。どちらになるかは咲いてみないと分かりません。
ブルーバロー
ブルーバローは一番最初に購入した西洋オダマキの中で一番気に入っていた品種です。
近くに寄ると澄んだ紫色の八重花がとても綺麗でしばしうっとり見惚れてしまいます。
このお宅↓では前出のグリーンアップルズ等他の西洋オダマキやホスタ、アナベル、リグラリア、フリチタリア、シダ類などと一緒に木陰に植えていました。やっぱり西洋オダマキの花の背景にはグリーンリーフやブラックリーフ、他の花などが来ない方が涼し気。
下の画像の後方が何も植えていないのは特に夏に強い午後の太陽が差し込みむ場所で、シェードガーデン向けの植物が弱ってしまったため一時的に空いていた時のものです。
でも結局はオダマキが植えてある場所も夏の午後の日差しが少し差し込み、また水やりもあまりできず乾燥気味であったためオダマキにはあまり合いませんでした。もう少しハナミズキの枝葉が茂ったら丁度良い木陰ができて良い感じになりそうなのですが。
どの西洋オダマキも似たような咲き方をしますが、咲き始めの頃はこんな感じ。
遠近関係で手前のグリーンアップルよりずいぶん小さく見えますが実際に咲くと同じくらいの大きさです↓
咲き進むとだんだん花が伸びてきます。
グリーンアップルズより花の横顔が長くタワー型の片鱗が見えるような気がしますが種からの実生なので個体差があり、実際タワー型の花が咲く事もあるようです。
花は少し高い位置で咲き花茎に背丈があるので空間が開いている場所で花を風にそよがせると綺麗です。同じ時期に花が咲く他の宿根草と一緒に混植すると(特にあまり背丈の違わないと一緒に混植すると)花が可憐で小さいだけに周囲の植物に埋もれてしまいますが、背丈が少しあるものはオダマキだけという植栽だと可憐さが際立ちます。
ブルーバローはやっぱりグリーンアップルと合わせるのが最強かな。特にコンクリートの壁に囲まれた中庭では背景の薄いグレーの壁をバックに紫×グリーンホワイトの組み合わせがより清楚で清々しく見えます。
オダマキは、他の同じくらいの背丈の草花と合わせるより花はオダマキだけシンプルに咲かせるのが綺麗に見えます。ビオラ「ラブラドリカ」やベロニカ「オックスフォードブルー」のような小さくて可憐な下草の花が咲いているくらいであとはホスタやヤブラン・ノシランのような葉がオダマキの足元回りを覆っているくらいが丁度いい。背景もシンプルに壁だけ、またはオダマキの花色が埋もれない葉色の木々だけ、の方がしっくりきます。
ブルーバローに話しを戻して。
角度を変えたり、様々な時間の違った明るさの中で見ても飽きません。
上のお宅では満開の頃に写メが撮れなかったので、場所を変えてRhodesの家の壁際のオダマキ↓
タワー型にあまり近くない花の咲き方でこれはこれで綺麗なのですが、
豪華な八重花だけど繊細で小さな花はなので、Rhodesの家のようなせまい空間に無理に植えるより広い場所で空間を活かした植栽にする方が綺麗です。
バックに壁、バックに別の花や葉がきて埋もれてしまうより、邪魔するものが少ない開けた空間でユラユラ咲いている方がオダマキの花の繊細な美しさが際立ちます。
下の画像は咲き始めの頃、テッセンやハクオウカンを這わせた細四ツ目垣の足元に植えたもの。斑入りツワブキの向かって右側に植えてありますが、まだ蕾が多く目立ちません。ちなみに斑入りツワブキの隣で三つ葉のような形の緑の葉が沢山茂っているのがオダマキの葉です。
咲いてこんな感じ。ブルーバローの左隣の色濃い西洋オダマキはブラックバローです。このように花の周囲がゴミゴミ混みあっているとやっぱり背景に埋もれてしまいます。上のコンクリートの壁で囲まれた中庭のハナミズキの足元で咲くグリーンアップルズ&ブルーバローのように開けた空間で咲かせた方が個人的には好きです。
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