先日蓮の記事をアップしましたが、いつも一つの記事に詰め込みすぎて画像が50枚以上になり、特にスマホなどでは読みにくくなってしまうので、栽培していた蓮の紹介を一重と八重で分けてアップし直しました。
一重の蓮の記事はこちら↓
一重の花の方が蓮らしい趣がありますが、八重の花もなかなか人気でした。
小型のハス
小型の中でも一重と八重、また赤・ピンク・白・爪紅など色のバリエーションがあります。
小型品種も沢山ありますが、八重の紅花の「茶碗蓮」が有名でしょうか。
小型品種では茶碗蓮と、名前の由来(たいまつの意味)の通り赤々と燃えるような紅花八重品種「火炬(かきょ)」も栽培していましたが画像が見当たりません(T_T)
「粉松球(ふんしょうきょう/ふんしょうきゅう)」八重・小型種・桃~爪紅
かわいくて食べたくなる蕾。
持ち上げてテラスにも持っていけるような直径20cm程度の鉢でも栽培可能ですが、やはり直径30cmあった方が花数が安定します。
八重品種(中・大型)
八重の中でも小・中・大型などのサイズ違いや赤、ピンク、爪紅、白と色のバリエーションがあります。
上に載せた「粉松球」は小型の八重品種。
以下の3種は中~大型の八重品種です。
管理人はオーソドックスな一重の蓮が蓮らしくて好きですが、これらの八重ハスも結構人気があります。
燃えるような雰囲気の紅花の八重品種の画像がアップできなくて残念ですが、ここに挙げる八重の品種以外にも沢山の八重品種があります。
「ミセス・スローカム」八重・大型種・桃~爪紅
開花1日目の花はピーチピンクが強く、開花2日目、3日目と徐々にピンクが抜けて爪紅のようになります。
背高く花を咲かせ表情豊かな大型八重品種です。
↓開花1日目
↓開花2日目
↓開花3日目
開花2-3日目の花を見るとピンクが退色して地のクリームイエローが表に出てきて、他の爪紅や桃色品種よるもベースに黄色が強く出ているのが分かります。
この黄味が他の蓮にない独特のピーチピンクの花(開花1日目)を生み出しています。
「大酒錦(たいせいきん)」八重・大型種・桃~爪紅
花びらにマゼンダカラーの斑がはいる珍しい八重品種です。
我が家では直径40cmほどの鉢で栽培していましたが、もっと大きな鉢や池で育っているものは花もかなり大きくなると思います。
この日は開花3日目の最終日なのか遅くまで開きっぱなしで夜になっても散らずに残っていました。
夜咲きの睡蓮はありますが蓮はあっても花弁が少しだけ残っている散り際のハスの花くらいしか見ないので、夜になっても散らずに綺麗に開いているハスの花はなかなか幻想的でした。
「黒谷白蓮( くろたにびゃくれん /くろだにびゃくれん)」八重・中型種・白
黒谷白蓮は若干クリームよりの白の八重蓮です。
花弁の数がとても多く、完全に開かない事も多かったです。
↓都心に住んでいた頃、半日陰で咲いた一番花。
白い花はスマホのカメラでも難しいですが、ガラケーだと更に白い花はなかなか綺麗に捉えられないんですよね。
蓮や睡蓮を狭い管理人宅の敷地で育てようとするとこのように駐車スペースに鉢を並べる事になり、情緒のないフロントスペースになってしまうだけでなく車も停められなくなるので今は睡蓮3品種のみを一つの大きな水連鉢で栽培しています。
蕾
以前もお話しましたが、蓮の花は咲くときに「ポンッ」という音はしません。
映画や漫画・アニメの中の効果音です。
開花前(開花0日)の一重の蕾
一度も開いてない一重の蕾は先端がシャープに尖ってます。
開花前(開花0日)の八重の蕾
八重のハスも同じく一度も開いていないこれから始めて花開く直前の蕾は先端が尖っています。
一重に比べると若干ふっくらした蕾です。
一度開いて閉じた蕾
一度開花して閉じた蕾は一重も八重もぷっくりしています。
上に挙げた開花前の少し尖った蕾と違って蕾の先端は尖っていません。丸々とした印象です。
チューリップ、その他の花の蕾も、開花一日目の直前の蕾はほっそりしていて、開花一日目以降の蕾はぷっくり丸々としていますよね。それと同じです。一度花開いて閉じた蕾は丸々と太っています。
下の画像↓は大きな蕾が一度開いて閉じた蕾、奥に見える小さな紅色の蕾がまだ一度も開いてない蕾です。共に一重品種。
粉松球の蕾。これは多分開花一日目にわずかに開いて完全に開かずして蕾に戻ったもの。
一日目は完全に開花しない事もあります。まだ開花の時ではないのに一日フライングしてしまった花みたいに。
栽培について
ハスを自宅で育てる場合、池などに直接植え付けるケースもありますが、ほとんどのお宅では鉢栽培で楽しむ事になると思います。
蓮の場合はとにかく日当たり重視で。午前中~日中の太陽が一日数時間当たる場所でも花は咲きますが、日当たりの良い場所の方が沢山咲きます。
ソメイヨシノが咲く頃にレンコンを植え付けまたは植え替え、その後8月中ば頃mで月に一度土に固形の緩効性肥料を埋め込む形で追肥をしてゆきます。
あとはボウフラ対策のためカルキ抜きができた鉢の水にメダカを入れ、可能なら鉢の上縁近くに雨でメダカが流れていかないよう5ミリ程度の小さな穴を空けておきます。
植え付け後まもない春は水深はさほど深くなくても大丈夫ですが、蓮が水を特に欲してくる初夏から夏にかけてはうっかり水が切れしてメダカが暑さや水不足や一度に大量の水道水投入によるカルキなどの影響で死なないよう、毎日少しずつ水を足しなるべく水位を高くしておくのが無難です。
ちなみに蓮の茎には擦ると少し痛い固い毛が生えているので繊細な金魚はやや不向きだと個人的には感じます。なるべく小型で泳ぎが器用で丈夫なメダカのような小魚が向いていると思います。
鉢は素敵な蓮用の陶器鉢も素敵ですが、管理の面から考えると黒い底穴なしのビニールポットやプラスチックの鉢カバーが軽くておすすめ。直径20~50cmのものがあり大きな鉢が昼用な蓮にも使えるものが沢山あります。
基本的に大型種でも小型種でも、鉢が大きいほど花も大きくしっかりした花が咲き開花数も多くなります(栄養・土・日当たりなど栽培環境によっても左右します)。
大きなタライなどに複数の品種のレンコンを混植すると植え替えの時に仕分けが困難になるので基本1鉢につき1品種を植え付けます。複数の品種を植えても良いのは池や沼への植え付けなど、今後植え替えなしで植え付けたらそのまま放置する場合です。
蓮用の軽量鉢に興味があればご質問頂ければ追記紹介したいと思います。
蓮の栽培に使う土の用意も必要ですし慣れないうちは何かと初めての事ばかりでとまどうかもしれませんが、一度慣れてしまえば簡単です。
管理人は場所の都合で蓮の栽培を現在は中断していますが、いつか再び庭を持てたら少しだけ再開したいと思っています。
管理人は特に植え付けや植え替え法に関する画像を撮っていないので、具体的なやり方はこちら↓の宮川花園さんのページなどを参考にしてみてくださいね。植え付け・植え替えの際はレンコンの先端の芽をポキっと折ってしまったり、節を折ってしまわないよう十分に気を付けます。
蓮のレンコンは、水性植物のスペシャリスト杜若園芸さん、睡蓮の苗や蓮のレンコンを専門に扱う宮川花園さん、取り扱い品種豊富な石田精華園さん、その他いくつかの水生植物を扱う園芸店で購入できます(睡蓮の株も購入可能です)。ホームセンターでも購入できますが、好みにこだわった品種を選びたい場合はこれらの専門店でよく吟味して取り寄せるのがいいと思います。
好みの花型・色・大きさなどをよく吟味してレンコンを取り寄せます。
桜が咲くころまでに入手できるように買い求め、届いたらなるべく早めに植え付けます。
または最初は初夏頃に出回るポット苗を購入してもいいかもしれません。
蓮も品種が沢山あって悩むと思うので、「紅花か、あまり薄すぎない桃花で、一重で中~大型品種、比較的よく咲くおすすめの品種を何種類か教えて頂けますか」などと事前にお店に質問してみるのも良いと思います。
レンコンの植え付け・植え替え方法は上記の各お店のページでも詳しく解説されているのでそちらを見てみてくださいね。
他にも蓮愛好家の方のブログや蓮を大切に育てているお寺のホームページなどで、画像付きで分かりやすい説明があるので色々と検索してみるといいと思います。
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