秋植え球根が好きでついあれこれ買い求めてしまいます。
中でもムスカリは独特のコロンとしたフォルム、つぶつぶ、日光の下で見た時のツヤツヤ感、蕾から少しずつ花開いていく様子など、咲いている様子を見るにつけ管理人は心を鷲掴みにされます。
香りはほとんどありませんが、手に取ると弱い香りも感じます(弱い香りなので微香性のカテゴリーには入れていません)。
ムスカリはいつも12月半ばから年明けの間に球根を植えて、春に花咲く様子を見るだけで満足していましたが、今年は写メを撮ってブログに上げたいと思います。
備忘録代わりに載せていますが、来季以降にムスカリの球根の購入を検討している方の参考になればうれしいです。
来年の春もまたムスカリなど秋植え球根の画像をアップできるよう、以下のアイコンをクリックして応援してくださいますよう、お願いいたしますm(__)m
画像ばかりでデータが重くなってしまったらすみません。
なお、ムスカリに分類される事が多いベレバリアの今年の開花の様子は後日このムスカリとはページを分けて載せたいと思っています。
水色ムスカリ「バレリエフィネス」
今、丁度見ごろを迎えているムスカリ「バレリエフィネス」。今年のムスカリの中では遅咲きでした。
グリーンの蕾が徐々に淡い水色に変化して花開いてゆき、ムスカリ一般に言える事ですが、光に当てると開花した花がほんのり輝いてとても綺麗です。
バレリエフィネスは小さな花の塔の先端の方にポチっと小さくほんのりラベンダーがかっている部分がありますが、よく見ないと分かりません。
↓
↓
↓
今年は5球しか植えていませんが、5球やそこらではムスカリの良さが発揮できないので10球前後は植えないと駄目ですね。
↓
↓
これから育つ蕾が既に花開いているお姉さんたちに囲まれて輝いているところが可愛い♪
グリーンから淡い水色への変化に目を奪われる「オーシャンマジック」
オーシャンマジックは今のところ水色ムスカリの中で一番気に入っているムスカリです。
上に載せたバレリエフィネスと色が似ているようで、微妙にブルーの色合いも、蕾のグリーンが抜けていく様子も異なります。
理想的な水色と、蕾のグリーンがしっかり残り咲き進むにつれ消えていく色の移り変わりが楽しめる優良品種です。
去年に続き今年もオーシャンマジックの球根を植えましたが、まだ蕾のままなのでひとまず去年の開花時の画像をアップします。
多少ピントがずれているもの、日陰の場所で撮ったものがほどんどで、太陽の下でのツヤツヤ画像もないのが残念です。
昨年の画像は日付を追うのが少し面倒なので、色の変化が分かるよう他種と同じく時系列に画像を並べます。
↓
↓
管理人の中では鉄板の「濃い艶パープルのヒヤシンス×ベビーブルーカラーのムスカリ」の組み合わせ。濃い紫のヒヤシンスを背景にお互いを映えさせ合う組み合わせにうっとりするのでこれはまず間違いないと思います。
↓
今年のオーシャンマジックの開花が遅れているのは、おそらく去年の球根の再利用が上手くゆかなかったから。去年の球根を花後プランターに移して球根を大きくしたつもりでしたが、やはりもともと小さな鉢で開花まで育てていたせいもあってか、根張りがさほど増えず球根が未熟だったのかもしれません。
でも蕾はしっかり頭を出しているので、これから咲く予定です。
赤ちゃんのお肌のような「ピンクサンライズ」
他のムスカリと比べて少し高価なピンクサンライズの球根を4球購入してみました。
蕾はグリーン→ピーチ→ピンク(開花直前から開花直後にかけて)→淡いベビーピンクと色が変化し、下から順番に開花してゆくので、花房の下から上へとピンクの部分が移動してゆきますが、花房の一番上の先端だけは蕾がグリーンからホワイトに変化します。
全体としては薄く淡いピンクに見えるのですが、名前がピンクサンライズというのも納得のほんのりピーチが入った暖かみを感じる優しいピンクです。
画像を見てわかるとおり、開花直前の状態の蕾が最もピンクの色が出ます。
↓
↓
なんだか赤ちゃんのお肌みたい。
太陽の下で見ると、内側から水分じんわり染み出て、やわらかに発光しているみたいな質感です。
個人的にピンクサンライズではなくベイビーズピンクと呼びたい。
やわらかくてツヤツヤの子供のほっぺを連想してしまいます。
↓
少し画像ボケしていますが、花房全体のピンクが最も濃く出るタイミングで。
繊細な美術品のような「アズレウム」
アズレウムは球根を寄せ植えにして人にあげてしまったので、去年の開花画像を載せます。
去年はしっかり画像を撮っていなくて載せれるような画像はほとんどありませんでしたが、背丈が10cm以下の低いムスカリなので、他のムスカリと混植したり寄せ植えに使う場合は手前の方にくるように球根を植えます。
淡いアイスブルーの地の花びらの中央に縦にスッと青いラインが入っているとても美しく、その線から水色が周囲に滲む様子もとても綺麗。
小さなムスカリの花を模った粘土細工に職人さんが筆で1本1本書いたような繊細な青いラインで、このような花を自然が造り出した事に驚きを感じる小さなムスカリです。
じっと見ていると、まるでフランスなどにある陶器製の小さなお姫様の人形が着ているドレスのような色合いと模様に見えてきます。
美しいの一言に尽きる。
淡い水色ムスカリ「レディーブルー」…のはずが鮮やかなコバルトブルーのムスカリだった
続いてオーシャンマジックより早咲きだったこのムスカリは、水色のムスカリを3種見比べようとレディーブルーの球根を買って植え付けたものですが、実際に出てきたのはレディーブルーとは違う青花種でした。
蕾の時点で想像より色濃くレディーブルーではない気がしていましたが、もしかしたら開花までには水色に変化するかも…と思って見守っていました。
(レディーブルーは淡い水色の花が咲く品種)
水色に変化しそうにありません。
↓
淡い水色…ではありません。でもむっちり育って可愛い。
↓
アルメニアカム(青紫)より青が強くて程よい感じでチューリップやウィンティの優しいクリームイエローやアイボリーグリーンの花を引き締めてくれる色。
最初はアルメニアカム(青紫)を間違えて送ってきたのかなと思いましたが色が青すぎるので違うような。。
ブルーマジック?それともダークアイズ…はもう少し濃いですね。ブルーマジックかな?
↓
↓
このムスカリの太陽の下でのツヤっぷりを写すのを忘れてしまいました。
下のチューリップの脇に少し花が輝いて写っているのが分かるでしょうか?
求めていた品種とは違う球根が届き、見慣れたアルメニアカムを間違えて送ってこられたと当初思い込んでいた事もあり、あまり熱を入れて画像を撮っていませんでした。
鮮やかなコバルトブルーが魅力的なムスカリなのに、ツヤツヤ・プルプル具合をちゃんと映してあげれなくて残念、、
光の加減で淡い色に写る時もありますが、
↓
日陰で写メ撮影だとこれが限界だけど明るい場所でよく見ると実物はほんのり自然な艶があります。
↓
太陽光の元ではやっぱり青い。
オーソドックスな青紫のムスカリ「アルメニアカム」とはやっぱり少し違うかなあ。
↓
球根の間違いはどのお店でも時にはありますし可愛いから許しますが、本物のレディーブルーを見たかったので次シーズンに球根を買おうと思っています。他の水色のムスカリとの色の出方の違いを観察したい。
この品種不明ムスカリの名前も知りたいのですが。
葉をそうめんのように細長くしないために
ムスカリはプランターや地植えで植えっぱなしにしていると球根が増えて花が年々増えてゆきますが、せっかくの開花期に葉が細長~くだらしなく伸びて見苦しくなります。
これを防ぐには、初夏に地上部の葉が枯れて消えたのを見計らって球根を掘り上げ、冬に改めて植え付ける必要があります。
購入した球根を植えるときも同じように冬に植え付けます。
ムスカリは秋に球根を植え付けると説明が書いてある事が多いですが、秋ではなく冬が理想です。
関東以西の暖地ではできれば年が明けるまで待って植え付けるのが理想ですが、それまで待てない場合はせめて12月に入ってから球根を植え付けます。
ムスカリは早く球根を植え付けてしまうと葉がひたすら長く細くダラダラと伸び続けてしまいますが、秋よりも冬に植え付けると、葉がそうめんのように細長く伸びる事もなく、太く程よい長さに収まります。
下の画像↓は12月末に植え付けたムスカリの葉の春の開花後の状態です。ムスカリの花茎の足元に放射状に伸びているのが葉です。
葉が伸びがちなアルメニアカムも植えてあり開花が進む頃には葉も伸びましたが、この鉢の高さの10cmより下に葉が垂れて鉢を置いた地面(鉢底のライン)に葉先がついてしまう事はありませんでした。
ただし、ムスカリの球根は植えずに長い間置いておくと水分が徐々に抜けて表面が茶色く乾いてきますし、見た目にも大丈夫かなと思う事もあるので、早めに購入した場合は涼しく暗い風通しの良い場所でナメクジなどの虫食いに注意して様子を見ながら保管し、これ以上保管すると球根がスカスカになってしまいそう、と感じたら予定より早く植え付けます。
コメント