臙脂色の一重パンジー&ビオラを使った地味で渋めの素朴な寄せ植えを作りました。
こちらは作成途中で所々空きがあるけど12月の夕方4時過ぎ、暗くなったところで写メ↓
ミントブルーのブリキ鉢に臙脂色の小輪パンジーわらくとファルファリア(farfallia)No.22の中で全体的に均一な濃いめカラーの花が咲く株を使って寄せ植えにしました。
パンジーとビオラの花数がまだ少ないですがこんもり沢山咲いてきたら好みの感じになるはず。
寄せ植えに使うリーフやお花の色遣いには大きく分けて以下の2タイプあると思います(細かく分けると沢山のタイプがあります)。
- 同色系(同色系同士で色の濃淡や異なる質感や形状を織り交ぜる/または近似色を同様に使う)
- 色の違いによるコントラストを効かせたもの(ブラック・チタン・銅葉などダークカラーの草花vs淡い葉色や白・シルバーリーフや花/寒色vs暖色/青と黄など反対色/パーソナルカラーでいう所の夏色vs冬色など)
今回はこのうちの同色系でまとめたものになります。でも鉢は植物の色と少し離してブルー系と紫系という近似色ながら濃淡のコントラストを効かせて遊んでみました。
下の画像は所々空きがある製作途中の図になりますが↓
何年か前からグリーンギャラリーガーデンズさんで購入して以来ずっと気に入っている葉牡丹・萌花シリーズの萌花ビター(寄せ植え向かって右側のダークな外葉に渋ピンク系の中心のアンティークな葉牡丹)は斜め上から見て丁度いい角度に植えてあります。
ライトグレーの鉢かシルバーのブリキ鉢を使う予定でしたが、近所の園芸店で売っている鉢で揃えた結果グレー系がほとんどなくこの色の鉢ばかりになってしまいました。植物も鉢も総敷地面積20坪あるかないかの敷地では気に入った鉢を買いだめする事ができずいつもその時入手できる鉢で揃えてしまい作る寄せ植えが同じ鉢ばかりになってしまう事が多いのですが、それでも意外とこの鉢は色も今季買った草花に合わせやすくて気に入っています。
完成したものの真横から見るとまだビオパンのボリュームが寂しいです。あまり真横からは見なくて大体少し斜め上から見る事が多いと思いますが、花がもう少し咲くと良い感じになるかな。
この小輪パンジー「わらく」のこの臙脂カラーシリーズとビオラファルファリアNo.22は共にエッジが極細の白いラインが入っていて渋くておしゃれな花です。このひと月はとても寒くなりそうでなかなか花数が増えにくいかもしれませんがもう少し沢山咲くようになるのを心待ちにしています。
ちなみにビオラもパンジーも色幅がありますがファルファリアNo.22も色幅がありこの濃い臙脂色の花だけではありません。花びらの先が少しギザギザに見えるさざ波のようなフリル咲きのお花で色は臙脂~やや赤み紫に少しブルーグレーが乗ってグラデーションが効いているタイプなど赤寄りの紫の濃淡様々なシックでおしゃれな花色です。
パンジービオラが茂ってくる頃には後ろに植え付けた コロキア コトネアスター やアステリア 「 レッド デビル 」は隠れてしまいますが想定内です。それでも実は自分的にはこの2個の植物がこの寄せ植えの中で一番気に入っている渋ポイント。さほど小さく株分けできなかったアステリアは根張りが強くこの後ろにチューリップも仕込んであるので早めに移動させるかもしれません。そんなこともあって実はアステリアだけ簡単に移動できるようにしてあります。移動させた後は少し背丈低めのブラック系のチューリップをここに加えるべく、ポットに仕込んで年内に準備だけしておくつもりです。
コロキア コトネアスターもビオラ&パンジーが見ごろ終盤を迎え寄せ植えを解体する時に鉢植えにして人に譲る予定です。家に置いておきたいけど場所がないので。大好きなモダンな家にぴったりなのでもしそうした家に住む事があれば近くに置きたい低木の一つです。
アンティークピンクベージュ系の葉牡丹は萌花ビター↓
一か月以上前に購入した苗で既に少し伸びてきています。萌花シリーズは何年か前にグリーンギャラリーガーデンズさんで買ってからずっとファンですが扱っているお店が近所になくグリーンギャラリーガーデンズはちょっと遠いので気軽に入手できません。
アンティークな葉牡丹はこまめに欲しいので近所で取り扱ってくれると足りない時に頻繁に買い足しに行けるので助かるのですがそうもできず残念。冬の寄せ植えや特にリース作りはアンティークな葉牡丹で大きく変わる事もあるのでできれば近所のお店で買えるといいですよね。
萌花ビターの後方に植えてある葉牡丹↑は、近所の園芸店やホームセンターで入手した名称不明の使い勝手の良い紫フリンジケールと紫系のミニ葉牡丹です。Rhodesが使う葉牡丹は萌花シリーズ他アンティークカラーかチタンブラックや黒に近い濃紫が多いのですがホームセンターでも扱ってくれないかなあ。。
手前の方で縁沿いに使っている小さな葉たちは下草に使うクローバーやアカエナ。そしてホームセンターで130円くらいで購入したダークカラーリーフがなかなか素敵なミニ葉牡丹です。アカエナは地植えにしてあるものでも晩夏のころポットにあげて高温多湿に注意しながらほどほどに日当たりのある場所で充実させておくと晩秋から初冬にかけて冬の寄せ植え作りに小分けして使いやすくなります。ちなみにこうした隙間に入れ込む背丈低めの小葉はグランドカバー系の宿根草から合いそうなものを探して使います。アカエナなどはロックガーデンにも向く乾燥にやや強く高温多湿に弱い植物ですが冬の寄せ植えには用土の水はけに少し注意する程度でパンジーやビオラと一緒に寄せ植えにも使えます。
株分けして寄せ植えに使う際に配慮が必要なのは品種登録されているもの。品種登録されている植物は購入後に無断で増殖譲渡&販売はできないので、自分用に作った寄せ植えを後々人にプレゼントする事になった場合等に備えて、ポット苗を購入したら1ポットを同じ寄せ植え内で使いきるようにしています。例えばこのクローバーも品種登録申請中のものなのでカットして苗を切り分けつつ同じこの寄せ植え鉢の中で購入した1ポット苗の全てを使っています。もし友達にプレゼントするとしたら商品のタグ(品種登録情報も書いてある名札)を一緒に渡し、デザイン上鉢内で分割して植えてある事と品種登録につき他人に分け与えないよう伝えます。
また、品種登録されている植物の苗を購入し自宅で地植えにしたものが沢山育ち、それを一部掘り上げて寄せ植えに使いその寄せ植えを知人にプレゼントする事もおそらく違法になるため控えます。
実はこのクローバーのあたりにムスカリ「アズレウム」↑か斑入りクロッカスの球根を植えつけたかったのですが、春にすぐ後ろのパンジーわらくが茂ってきたら陰に隠れて綺麗に開花するか分からないのでまだ悩んでいます。アズレウムの葉は今から植え付けても春にあまり伸びないので問題ありませんがクロッカスの葉は結構長く伸びそうなので寄せ植えの手前で早春から長葉が暴れだすと困るので試すのを躊躇っています。 アズレウムの明るい水色系の花色や明るい斑入りの紫クロッカスの花を臙脂色の暗めのビオラ・パンジーと明度の対比で楽しみたかったのですが、意外とアズレウムなどはしっかり春先に出て来た芽に太陽を当ててあげないと綺麗に咲かない事もあるので考え中です。
そしてこちら↓は手前向かって右にも植えたホームセンター・コーナンで購入した130円ミニ葉牡丹たち。なかなか良い葉牡丹がミニサイズで130円なのは嬉しい。
全部丸い葉牡丹ですが、少し横に潰れた感じの乱れ咲いたような形の葉牡丹もあると大きな葉牡丹に添えやすいので更に嬉しいです。
画像では見えにくいですがところどころに入れた斑入りヤブコウジたちもあります。そろそろクリスマスだし人工の実を枝先に付けようかとも思いましたがうかつにも足で踏んでしまい諦める事に。このキャン★ドゥで買った実↓の中で暗い色味の実を枝先にからめて使う予定でしたがよりによってその暗い実の塗装が割れてしまいました。
下の画像は完成間近で左端手前はリシマキア「ペルシアンチョコレート」だけで回りが少し空洞になっていますが、この空白部分には現在アカエナとクローバーを既に植え付け済で埋めてあります。この寄せ植えにはもうしばらく3階のミニテラスで待機してもらう予定です。
ちょっと地味であまり一般ウケはしないかもしれませんが個人的には気に入っている寄せ植えです。
年内にやる事:ブラックチューリップの球根2~3個植えポット苗を作っておく
(↑年内にする事の内々の業務連絡^^;)
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