昨夜柱サボテンの花が咲きました。先日蕾を1個折ってしまった鉢栽培の柱サボテンで棘無しタイプ(触ってもほとんど痛くない小さな棘タイプ)で真冬以外は3階のテラスで育てているものです。
その前に、彼岸花(ヒガンバナ/リコリス)の中では少し早めに咲く山吹色の「オーレア」が綺麗に咲きました。10球以上植えてありましたが夏前に根をブチブチ切りながら掘り起こして大きな球根はお嫁に出し小さな球根を戻したので今年は咲かないと思っていましたが2本出てきました。
ここはご近所さんにお借りしている駐車場後ろの車の後ろが入り込む土場なので手前と中段と後方と考えボーダーガーデンのように仕立てる訳にもゆかず、とりあえず宿根草や一年草を植えて圃場のように使わせてもらっている場所です。午前中は日陰で初夏から秋は午後からの西日が当たり、冬は明るい日陰になります。野良猫ちゃんがウンチを沢山する場所でもあります。
この彼岸花もあまり考えずとりあえず午後からの日差しが葉にある程度当たる場所に球根を植えているだけなので球根が増えたら人に譲っていますが、咲くと鮮やかな山吹色に心を奪われます。
他にもクリーム系の「アルビフローラ」「エルジアエ」「スノーホワイト」を植えてありますがすぐ手前に車が何台か停まり車体後方がこの圃場に乗り込み日陰になってしまうせいかここに球根を植えてからこの3種は花を見ていません。
柱サボテンに話を戻します。
柱サボテンの花が夜咲くという日の朝の蕾の状態はこんな感じ。
そろそろ咲きそうと思いましたが昼過ぎに見たら蕾の花びらの端が少し建ってきたため今晩咲くんだと分かりました。この時の画像は撮り忘れましたがこの二日後に咲いた小さな蕾が夜に咲く直前の開花当日午後の蕾はこのような具合に花びらの外側が少しめくれてきます↓
このめくれた状態が今夜開花、の合図です。
蕾が出てきた頃から蒔き戻してみます。
東京近辺の夏場では上の画像のようにポチっと蕾の赤ちゃんを確認してから20日前後で花が咲きます。
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5個の蕾ができたが不注意で1個折ってしまう泣
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5個から4個に減った蕾が育つ。
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涼しい10月はこれくらいの蕾でも開花までに何日かかかりますが、7~9月上旬の暑い時期はこれくらいの蕾(画像上の3つの蕾)になると翌日には咲きます。
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上の画像の小さい方の蕾の2日後↓
明らかに外側の花弁が少し起き上がってきれいるのが分かります。涼しい秋に咲く時などはこの状態になっても開花までに数日かかったりしますが暑い時期はこのように花びらの外側がめくれてくるとその日の夜に開花します。
4つの蕾のうち最初に咲く3個の蕾が今夜開くという日、一日を終えて寝る前にそういえば柱サボテンが咲く日だったと思いだし寝る前に見に狭いテラスに出ました。ひと晩で咲き終えてしまうのに危うく開花を見るのを忘れて寝てしまうところでした。この日は蕾が花開いてゆく過程の写メは撮れなかったので今夜残りの蕾が咲く様子を写メに収めれたらなと思っています。
↑上がスマホのライトを当てながら写メ。
↓下はスマホカメラのフラッシュで写メ。
続いて窓辺に移動させて室内の照明を窓枠越しに当てて。
もう少し部屋に近づけて。鮮明にはうつりませんが実際に見る色に近い。
今の時期はこれくらいの時間帯が一番香りがしっかり香ります。
まだ完全に開ききっていなくてこれからもう少し開きます。
蕾はツヤツヤで花弁の一番外側の裏(蕾の時に見えている部分)は咲いてもツヤツヤです。
あと1個蕾がありますがそれは今晩(8/28)咲く予定。
写メで撮れているか分からずどうしてもパチパチ撮ってしまい後の確認の時に困ります。
スマホの写メフラッシュでもいくらか綺麗に開花姿は撮れますが
普通のライトや屋外照明だとなかなか。でも本体のサボテンのラインはライトでは飛ばずに写ります。
暗くて綺麗に撮れませんが
筆のような雌蕊
花粉を付けてみました
雄蕊の花粉が結構落ちます
受粉させたところで種を取る事もないのですが
今年もリクライニングチェアで鑑賞しました。
脚部分も起こせて180度フラットにはなりませんが丁度飛行機のプレミアムエコノミー席のような角度まで背もたれと脚を寝かせる事ができ、限界まで倒して寝ながら花を見ていてうたた寝してしまい起きたら4時半を回っていました。
もう少しして空が薄明るくなってくると花が閉じてきます。
まだよく香っているけど少し香りも弱まったような。
花の上の方が少し閉じ気味で、ひと晩じゅう起きているのはつらくつぶさに観察できず、いつが一番開花しているのか分かりにくいですが8月は大体夜中の2時頃から明け方5時くらいまでが一番綺麗に開いているような気がします。
部屋に入りベッドで寝てまた6時前くらいに閉じていくところを一度起きて見たいと思っていましたが、疲れ気味でそのまま寝過ごしてしまいほとんど花は閉じていました。これで子の蕾たちの開花は終了。たったひと晩だけの開花です。
月下美人の花のようにこの花も自宅で食べれないだろうか、と柱サボテンの花が咲くたびに思います。
咲いた直後も柔らかそうですが、開花前の蕾の方がよりフレッシュで美味しそう。開花中の花でも良さそうですが鉢栽培で開花数が限られる場合は摘むのに勇気がいりそう。そもそも食べれるものなのかどうかも不明です。
この柱サボテンも成長してそれなりに高くなり、Rhodesの家は敷地が20坪ほどで庭はなく3階のテラスも狭く奥行がないので壁や柵に張り付いて写メを撮っても全体像が撮れなくなってしまいました。
テラスの定義を知らずに更に狭い2階のベランダと区別するためこの3階の屋外スペースをテラスと呼んでいますがワンルームマンションのベランダと変わらない小さなスペースです。
3階とはいえ屋根部分を切り抜いた空間なので天井までの高さもなく既に雨樋まで届きそうなサボテンはこれ以上育つと強い台風の時や冬などに室内に取り込む際出入口の窓につっかかってしまうためそろそろカットしないとなりません。
ちなみにこれくらいの背丈になると鉢栽培では1本あたり5個以上の蕾が付いてもおかしくありません。今年は半日しか日が当たらない場所に置いたせいか、日照時間が短かった方の背丈の低い柱サボテンは本来なら3個くらい蕾がついてもおかしくないサイズなのに今年は蕾が付きませんでした。やっぱり柱サボテンの開花には夏の太陽は大事ですね。
柱サボテンはI字仕立てでないと狭いスペースで管理しにくくなるのでカットしたら発根させ仕立て直しをしないと駄目かなと思っていますが一度根回りが育ってくると数年でこの高さに達してしまうため悩みます。どちらにせよ一度解体しないとなりませんが碧瑠璃鸞鳳玉(へきるりらんぽうぎょく)と柱サボテンを2鉢に分けるだけもRhodesの家では置き場所に困ります。
冬に傷むor枯れるのを覚悟で銅切りした元の株の方だけでもどこかに地植えにして様子をみたいと思っています。もちろんRhodesの家は地植えにできる場所はないのでどこか植えさせて貰えるお宅を探さないとなりませんが西日がガンガン当たる場所というか西日しか当たらない場所しか思いつかないので冬だけでなく夏も傷みそう。
最後に、非推奨ですが結局この花は自己責任で食べてみました。結果はやはり月下美人と似た食感でくせもなく普通に美味しく食べる事ができましたが毒性など不明で危険ですので決して真似しないようお気を付けくださいね。
人にお勧めできない食としての柱サボテンの花ではありますが、ゆでる際に簡単に解体した時の様子などを追ってアップしたいと思っています。
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