ピンクのヒヤシンスは本当は濃い赤紫の「ウッドストック」の球根のはずでしたが何故かピンクの花が咲きました。手前のラムズイヤーと後ろのチューリップ「フレミングフラッグ」にヒヤシンス「ウッドストック」を合わせたかったのに。
続く雨でチューリップも倒れてきます。ちなみにここはRhodesの家ではなく圃場代わりにお借りしているご近所さんの敷地。庭無しRhodesの家でも寄せ植えや鉢植えのチューリップが既に咲いていてそちらはまた追って記事に上げる予定です。
今日は地植えのチューリップはまだポツポツ咲きなので去年の画像を使って、地植えで宿根草と一緒に楽しむグリーンチューリップのお話です。その本題に入る前に鉢栽培のチューリップにも少し触れておきたいと思います。
チューリップメインの鉢植え
Rhodesの家は庭がないのでもっぱら鉢栽培でチューリップを育てています。
先に咲き終わってしまう事が多いヒヤシンスと一緒に開花を合わせようとして球根を植え付けるのは危険ですがこのチューリップとヒヤシンスの鉢↓は当ブログの中でも人気。この後の開花姿も思い切り楽しめた楽しい鉢でした。春はあれを載せようこれを載せようと思っているうちにどんどん過ぎていくのでこの後のチューリップの開花姿を全く載せていませんでしたがいつかまた載せたいと思いながら2年が経過しています。
チューリップメインの鉢も好きですが、常緑の宿根草や春の草花と合わせた寄せ植え↓も好き。でもできるなら鉢よりも地植えで宿根草や他の春の球根や一年草と一緒に色々なチューリップを楽しみたいタイプです。
クリームイエローの卵型のチューリップ「クリームフラッグ」とグリーンチューリップ「スプリンググリーン」。パンジードラキュラ、春咲きクレマチス「ピクシー」、黒竜&その実と一緒に↓
実はチューリップの後ろにコロコロいくつも見えるクレマチス「グリーンパッション」の蕾もポイントです。チューリップが咲くころは初夏咲きのクレマチスが蕾を沢山つけるのでこうやって蕾と一緒に楽しむのもありですよね。
上は比較的ナチュラルで大人っぽい雰囲気のチューリップを使っていますが、地植えはもちろん鉢植えでも個性的なチューリップを思い切り楽しんでも。
宿根草と一緒に楽しむグリーンチューリップ
Rhodesはよそのお宅の小さなお庭の管理も少ししていますが大体そういう場所では年末頃にチューリップを植えています。大体が狭いスペースなのでチューリップだけまとめて植えたりするわけではなく、宿根草の合間にちょこちょこチューリップを植えます。地植えでは沢山の草花との組み合わせであれこれ楽しみたいのですが現在は限界があり地植えのチューリップは少し植える程度です。
チューリップ自体の青みグリーンの葉も結構好きなのでこうして宿根草の影に葉が隠れてしまうのはちょっと残念ですが、宿根草の何でもない様々な色・形の葉の中からひょこっと顔を出すチューリップの花達の姿も愛おしくてたまりません。黒光りしているようなワイルドチャービルの葉っぱにもしっくり馴染んでイエローチューリップなのにシックな雰囲気に。ホワイト系チューリップも大好きですが初夏に向けて勢いを増してくる宿根草にまみれて咲く品種は限られます。下に写っているホワイトグリーンの散りかけているチューリップは「グリーンスピリット」です。
去年は全然地植えのチューリップをアップしていなかったと思いますがこちら↓はリグラリア「ミッドナイトレディ」の芽吹いてきた暗い葉と一緒に咲くチューリップ「チャイナタウン」。
その手前に写っているのが「グリーンランド」と「ラ・ベルエポック」↓
アリウムの蕾もふくらんできて競演が楽しめるかもと思うと胸が躍ります。
Rhodesが宿根草の合間に植えるのに好んで使うチューリップはもっぱらグリーンチューリップが多いです。チューリップは造形的なデザインの素敵な花も多いけど、特に個性が際立たないありふれたナチュラルな雰囲気の宿根草に合わせる場合はナチュラルな雰囲気に馴染みやすいグリーン系のチューリップが本当にとても良く似合います。
ビリディ咲きと言われるグリーン系のチューリップは遅咲きのものが多くまた開花期間も長くて丁度宿根草が芽吹いて少し伸びて来た時に開花時期が合うので宿根草と一緒に楽しむチューリップとしても適しています。本格的な初夏の宿根草とはなかなか開花が合いませんが、早咲きのアリウムの咲き始めの姿との競演も楽しめるので気に入っています。
同時開花姿は拝めませんでしたがラムズイヤーのもふもふの新葉に蕾が頭を覗かせる頃まで咲いています。
チューリップ「グリーンランド」とアリウム「パープルレイン」↓
ピンクと紫はよく馴染む相性が良い組み合わせでグリーンチューリップだと余計に紫の宿根草の花とも悪目立ちせずに馴染みます。
アリウム「パープルレイン」と散り進んだチューリップ「チャイナタウン」、その手前に5月に入り咲き始めたベロニカ「クレーターレイクブルー」。他のチューリップたちは花が終わって花茎をカットしてありますね。
最後の「チャイナタウン」の花(下画像左端)とラムズイヤーの蕾の赤ちゃんがついた花茎↓
ラムズイヤーもベロニカ「クレーターレイクブルー」の開花も去年全くブログに登場させていませんでした。
ピンクのグリーンチューリップが咲き終わってしまうのが名残惜しい。最後のチューリップ「チャイナタウン」にアリウム「パープルレイン」とベロニカ「クレーターレイクブルー」↓
あれこれ投げ込む勢いでデザイン無計画気味に植えてある場所なのでやや乱雑な植栽位置関係はスルーしてくださいませ。
これがまたヒューケラなどのカラーリーフと合わせるチューリップになるとグリーンチューリップとは少し違うものも選んで色遊びします。その事はまた別の記事に載せます。
ちなみに原種チューリップではポリクロマもナチュラルな雰囲気で自然に溶け込む植栽にもぴったり。ポリクロマが咲くころはまだ宿根草が目覚めていないので背丈の低い常緑のグランドカバー系の宿根草と一緒に楽しんだりその他の春の球根と一緒に楽しめると思います。
その他の地植えチューリップ
地植えでチューリップメインで楽しむのも好きですが場所が限られる場合はスペースを確保するのが課題で庭のない家に住むRhodesはなかなかチューリップを沢山敷き詰める場所を確保する事はできません。
こちら↓はご近所さんにお借りしている場所に少し植えたチューリップ達。
ちょっとグリーンが入っていますがビリディ咲きではないチューリップは早く咲くものも多く丁度宿根草が動き始める少し前に咲きます。なのでアジュガなど一部の春の早咲きの宿根草を除き宿根草と一緒に楽しむには少し早い事が多い。なので結果的にお庭のボーダーガーデンに植えたビリディー咲き以外のチューリップはスイセンやムスカリなど他の春咲き球根やパンジーなど冬の花苗が主役になる事が多いです。
初夏咲きの宿根草と開花が少しかぶるかかぶらないかの違いが地植えにおけるチューリップでビリディ咲きのチューリップとそうでないチューリップの違いですが、ビリディ咲きでないチューリップもヒューケラやアジュガやユーフォルビアの花など春早くから咲く宿根草の花々とは開花が一致します。
グリーンチューリップ以外のチューリップを使ってワスレナグサやネモフィラなどの小さなブルーの小花に均一カラーのチューリップを敷き詰めた小路なんかも場所が確保できたら是非やってみたいと思っています。
今は人の家の狭い限られたスペースに少しチューリップを植え付ける程度で他の植物の隙間にちょこちょこっと植える事しかできませんが↓それでも嬉しいくらいなのに、もしも小さな小花と一緒にカラーコーディネートした沢山のチューリップの小路を作れるとしたらどれだけ楽しいでしょうね。
このあたりはナチュラルな雰囲気ではなく春の賑やかな雰囲気を感じるチューリップを可愛らしい雰囲気で植えてありますが、狭い場所にちょっとだけチューリップを入れるだけで動きが出来て春らしい気分になります。
本当は今日はパンジーなどの冬の寄せ植えに潜ませた今季のチューリップをアップする予定でしたが前振りのつもりで地植えのチューリップの話に変更してしまいました。次回は今季の冬の寄せ植えのチューリップを載せたいと思います。
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