クレマチス アーマンディー アップルブロッサム

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アップルブロッサムは花のサイズは直径6cm前後ですが、ツルの長さは6メートル以上になる大型のクレマチスです。
昔のガラケーの画像で低画質なのが少し残念ですが、いくつか大株にして家で育てていた頃の画像を載せます。
1~2階の天井にかけてツルを伸ばしていましたがこちらは1階部分に垂らしたツルの開花の様子。正面画像です。

クレマチス  アーマンディー アップルブロッサム Clematis armandii ‘Apple Blossom’

下の画像は今ちょうど綺麗な花を咲かせているアップルブロッサムの予備の苗です。
今年は例年より10日前後早く見ごろを迎えそうです。

2020/3/14

通常アップルブロッサムが大株に育ち沢山花が咲くようになったら、蕾の8~9割が花開いた時に花後の剪定を行います(全て花開くまで待っていると新しいツルが次々に伸び出すため)。その時はばっさりと半分くらいの背丈、または大人の身長程度の高さ位など、株の状態や這わせる面積に応じて様子を見ながらカットします。
(大株の場合、春にツルが伸びて少し経ってから剪定をしようとすると、新しいツルがからまってどこで切ったらいいのか分からなくなり、またごちゃごちゃにからまったツルを解くのも困難になるので、新しいツルが沢山伸び出す前に早いうちに花後の剪定を行う必要がある)

でないと、ツルがからまりながらこんな具合↓にどこまでもツルが伸びていってしまいます。
自力で真上や真横に伸びてゆかない傾向があり、捕まるところがないと下や斜め下にダランと垂れてしまうので(それはそれで素敵なのですが)、ちゃんと這わせようと思うとある程度ツルを誘引する必要が出てきます。
下の画像↓は我が家のアップルブロッサムのお花満開部分の2階から3階に伸びていたあたりのツルを地上から撮ったもの。上の画像の正面から見た満開の花と、上に見上げた満開の様子では見上げた方が葉の影や花の奥で咲いている沢山の花が見えて圧巻です。1階と2階にかけてツルを伸ばすと、1階で正面から屏風のような開花図を楽しむ事ができ、2階部分は見上げて沢山すぎる花や蕾を見る事ができます。2階までツルを縦に伸ばすと誘引が少々大変ではありますが。

クレマチス  アーマンディー アップルブロッサム Clematis armandii ‘Apple Blossom’
2017/4/15

蕾はこのように暗いピンクのバーガンディーカラーですが↓、咲き進むに従って、蕾のピンクが明るく抜けてゆきます。

クレマチス  アーマンディー アップルブロッサム Clematis armandii ‘Apple Blossom’

こんな風に

クレマチス  アーマンディー アップルブロッサム Clematis armandii ‘Apple Blossom’

ピンク色の蕾がポンポン咲いてゆきます。

クレマチス  アーマンディー アップルブロッサム Clematis armandii ‘Apple Blossom’

花が咲いた時、花弁の裏は蕾の時のピンク色が残っていて、花弁の表は淡いサクラ色です。
咲き進むにつれてこのピンクが更に抜けていって、散る間際にはほぼ白に近い花になるので、桜色と白花の2種類を楽しめる気分にもなれます。

そしてアップルブロッサムは芳香性で、一つ一つの花の香りは強くありませんが、沢山花が咲くと数件先まで優しい香りが漂ってきます。
帰宅時、家に近づくにつれアップルブロッサムの香りが風に乗って香ってくると、疲れていても笑顔が浮かんできます。

また、大株に育った株の下に車があると、開花シーズン中はボンネットやフロントガラスが黄色い花粉で結構汚れます。開花シーズンは花粉の掃除をしてもすぐに車が汚れるので、うちはこの花粉汚れは開花シーズンのみと割り切って諦めていましたが、結構気になる汚れ具合です。

ツルを沢山伸ばして沢山の花を咲かせていると、散る花弁は結構な量になります。
大株に仕立てれば仕立てる程、天にも昇る勢いで沢山のツルが伸びてその節々に花を咲かせて相当な花の数になります。
桜の花弁ほど軽くないので、一日一度掃き掃除をすれば周辺の家にまで飛び散る事はあまりありませんが、散った花弁を何日も放置しないようにし、1日に1~2回は掃き掃除が必要になります。

クレマチス  アーマンディー アップルブロッサム Clematis armandii ‘Apple Blossom’

見てわかるように非常に多花性で、あちこちで花でできた雲のような花の塊ができます。

クレマチス  アーマンディー アップルブロッサム Clematis armandii ‘Apple Blossom’

桜が咲き始める前から咲き始め、少しずつ株全体が咲き進み、このように毎年4月下旬まで咲き続け花がまだ残っているのですが↓、あまり遅くなると花後の剪定のタイミングを逃してしまいます。
若いうちは特に花後の剪定を絶対しないとならない訳ではありませんが、大株に育ち花後の剪定で小さく仕立て直したい場合は、株の6~7割が咲いた時点でばっさりカットします。

2017/4/26 開花から1か月経った頃。2階のベランダまで伸びたツルはまだ開花中

以上、アップルブロッサムが丁度見ごろを迎えたので大株が元気だった頃の画像を載せてみました。

敷地が狭いので上方面にツルを伸ばして展開していました。
満開の花を上に見上げるのは綺麗ですし、玄関を出ると上に伸びず垂れたツルが花の簾のようになっていてそれを手で軽く払って外出するのも結構気持ちいいのですが、背も高くぶ厚いボリュームで咲き誇る花は遠目でも目立ってしまい、庭もない狭い我が家の前がちょっとした花見スポットになり気恥ずかしかったかも。

ちなみに現在この画像の株は無理な移植が祟って根がほとんど死んでしまい、新たな発根を待っている最中ですが、株が弱りツルの勢いもなかなか元通りに戻らない状況です。
予備の株を5号鉢で鉢栽培にて管理しているものの、またツルの管理が大変になる事を考えると、予備苗に更新する事に躊躇っています。
移植がNGだという事は承知していましたが、我が家では外壁の塗装工事やその他もろもろの関係で移植を決定しましたが、大型クレマチスの充実株の移植の成功率は低いので、地植えにする時は植える場所をよく考えてから植え付ける事をおすすめします。

ここまで大きくすると、伸びたツルが見苦しくからまりどこから手を付ければ良いか分からなくなり、うどん粉病も広がりやすくなりますし、上にツルを誘引するには不安定な場所での作業で首を上に向けっぱなしになり疲れるため、年齢を考えてアップルブロッサムを壁面沿いに這わせるのはこのままやめてしまおうと思っています。

ただ正直なところ、アップルブロッサムは藤棚風に仕立てて花でできた屋根を作ったり、低い位置でツルを横に流すよりも、ツルを上に広げた方が開花時期に見ごたえがあります。

大型のアーマンディ系の場合は、ツルを広げるのは平置きの平面より縦の壁面やフェンス・大型トレリス、またツルを伸ばすなら横より縦や斜め上の方が見ごたえがある気がします。

アーチやパーゴラ仕立てもなかなか綺麗です。
アーチの場合は、大きなアーチであればあるほど大型品種のアップルブロッサムには似合います。
場所さえあれば背丈のあるパーゴラ仕立てにするのが私の理想ですが敷地が広くスペースを確保できるのであれば少し高く伸ばして圧巻の開花数を誇る株をもう一度下から見上げたいなとも思います。

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