ざっくりになりますが、我が家にあるインテグフォリア系で夏に返り咲いている花の一部の記録です。
インテグリフォリア系
四季咲きのクレマチスの中でもインテグフォリア系とフロリダ系が特に一番長く沢山の花を繰り返し咲かせます。
中でも特に多花性の品種を選ぶとその傾向は顕著です。
5年株以上に育つと多くの品種が沢山の花を咲かます。
多花性「 アフロディーテエレガフミナ 」
春から秋までほとんど途切れず、通りがかりの人にも長く咲き続けている事を驚かれるほど本当にとても良く咲く多花性品種です。
現在2番花が咲いている最中で、8月末に2回目の花後剪定をする予定。
株元には何か下草などを植えて、生え際を日差しから守ってあげさえすれば夏の太陽にも比較的強いです。
夏の「アフロディーテエレガフミナ」は春の1番花よりも少し小さ目の花もちらほら咲きますが、西日を良く浴びながら元気に咲いています。
植えてある場所は自宅敷地の東南の角ですが5月からは午後以降の強い日差ししか当たらない場所です 。
ツルの長さは1-2mほどで目線で花が咲くところもどんな植物とも合わせやすいです。
半木立性で自分ではほとんど絡ませないため、伸びた枝を誘引紐などで周囲の支柱や植物などに軽く留めてあげます。
我が家では鉢栽培の藤を這わせている場所に植えてあるので、藤の葉の緑の中に入り込んで見えない場所でよく咲いていますが、白や淡いカラーのクレマチスと合わせた方がアフロディーテエレガフミナの紫色が良く生えると思います。
クレマチス同志で合わせるなら、同じインテグリフォリア系の淡い色味の花かピンク系の花、またはフロリダ系の明るい色味の花と合わせると開花時期が重なる確率が高まります。
ビセチラ系やテキセンシス、ビオルナ系とも花期が重なる事も多いです。
パテンス系の春の一番花の満開の頃に咲き始めるのでパテンス系とも花期が少し重なります。
このように緑の葉に埋もれるよりも、明るいトーンの壁やフェンスに這わせたり、同時期に咲く薔薇や他のクレマチスの淡いor明るい色味の花と合わせた方が青紫色の花がもっと目立って綺麗だと思います。
芳香性の「ニュープリンス 」
草丈50cm前後の木立性のクレマチスで、特に誘引も必要ありませんがそのままだと倒れやすいので大きな百均のショップなどでも販売している葉垂れ予防の画像のような支柱があると便利です。
花は下にアップしたロウグチより長く大きな花で、ちょっぴり艶感のある綺麗な紫色の花は花弁の先端がねじれていています。
中心のガクは黄色の綿のよう。あまり見えませんが紫×黄のコントラストも綺麗です。
ニュープリンスは芳香性で柑橘系の香りという謳い文句ですが、確かに柑橘系の香りがします。周囲に漂う程の強い香りではありませんが、顔を近づけて香るとしっかり香ります。
花を摘むと脇からも蕾が出てきて花後の切り戻しがしにくいのですが、花後の強剪定を繰り返すと春から秋までよく咲きます。開花した状態で切り戻した枝は切り花にもぴったりです。
主にインテグリフォリア系で背丈60cm前後、またはそれ以下の木立性のクレマチスは他にもありますが、我が家の狭さの事情で手放す事にした品種も数多くあります。
我が家にある(あった)白麗やアルバやコアクチリスやリトルアーティストにヴィオルナ系の千島ハンショウヅル、そしてこのニュープリンスのうち、残す事にしたのはコア口リスとこのニュープリンスの2点です。
クレマチスが好きでつい集めてしまいますが、庭もなくベランダ栽培も家族に許してもらえず、狭い玄関先の植え込みでしか管理できない我が家ではクレマチスの数を最大でも20株以内に抑えないと厳しいので、取捨選択をしながら30株を超えるクレマチスを整理しています。
国内外で人気の「 篭口 ( ロウグチ ) 」
我が家のロウグチはいつも居場所がなく移植させられ可愛そうになかなか大きく育たないのですが、春から秋までよく咲き続けます。
半日陰や明るい日陰よりも、多少陽当たりがある場所の方が活き活きと元気に咲きます。
ちょっと艶のあるような深い紫の秋にもう一度植え替えをして今度こそ定着させ、2-3年後までにはある程度のサイズに育てたいと思っています。
シルバー系の珍しい色「 流星 (リュウセイ)」
流星の花の形はアフロディーテエレガフミナとほぼ同じ、花の大きさはアフロディーテエレガフミナより少しだけ小さな花を咲かせます。
流星は私もよく利用する及川フラグリーンさんが生み出した登録品種のクレマチスです。
登録者に無断で増殖しての販売・譲渡は禁止の品種ですので、気軽に殖やして人に配ったりしないよう注意が必要です。
クレマチスの中ではあまり見ないシルバーがかったような淡いグレー調の薄紫の花が品のある爽やかな雰囲気で、初夏から夏にかけては特に涼しげです。
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