夏も冬も外に出しっぱなし。暖地では地植えもOKなビザールプランツ

こんばんは。
今の時期、毎日沢山咲くアラビアンジャスミン(茉莉花)の香りに毎夜癒されています。

今の時期は毎日沢山咲くピカケことマツリカ

今日はガンガン陽が当たる南向きの狭いテラスで年中出しっぱなしで育てている数少ないビザールプランツの記事です。

関東にある南向きの我が家には2階には家から少しせり出したベランダが、3階には小さなテラスがあります。
2階ベランダは蛇口はありませんが2階の室内から水を運べるため1階に置ききれない植物を季節に応じて移動させて置いたり、夏は日差しが強いためグリーンカーテンを育てたりなどしています。
3階テラスにも水栓はなく3階は室内にも水道がないので水遣りの必要があまりない多肉や乾燥や夏の強光を好むサボテンなどの植物を置いてリクライニングチェアを置いてくつろげるようにしています。

黒法師から向かって右は全て冬も外に出しっぱなし

本当に狭いテラスなので紹介できる ビザールプランツ と言っても数個しかなくとても数少ないのですが、限られた狭いテラスに置きっぱなしにするのに自分なりに厳選したものを紹介します。

選択条件は以下の通り。
・乾燥に強い
・暑さ、寒さに強い(東京近郊の夏の暑さと冬の寒さに耐えうるもの)
・太陽(特に夏の直射日光)に強い
・手頃なサイズ感(成長スピードがゆっくりですぐには大きくならないもの、または剪定や鉢の大きさで株自体のサイズをコントロールできるもの )
・高価すぎないもの

テラスの狭さもありますが、広さうんぬんよりも家族から木造の古い家の上階に植物を置くなと警報を鳴らされているので、あまり巨大なものや8号以上の大きな鉢を置かせてもらえず、見るからに重そうな巨大なサボテンなども置く事は禁止されており、沢山の植物を置く事もNGなので、紹介する植物は数が少ないだけでなく、小さな植物になります。

何をもって Bizarre Plants と言うのかはっきりした定義が分からないままこの言葉を使うのもどうかと思いますが、全てが多肉…ともいいきれず、全てサボテン…とも言い切れないので、5年ほど前から巷に溢れているビザールプランツという言葉を使わせて貰いました。

ちなみに 3階のテラスには 以下に挙げた3点の植物以外にも、普通の多肉植物を置いています。
多肉については冬の外気に耐えられるもの以外は冬は簡易温室の中で雨避けと軽い防寒をして管理していま

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丸みのある葉とコロンとした姿のアガベ「トルンカータ/トランカータ」

アガベ トルンカータ トランカータ Agave parryi var. truncata

アガベ吉祥天の名で知られるアガベ パリィ種の中でも、丸みのある幅広の葉と、外葉や葉の端や葉の先端が外に反り返らず葉先がやや内側を向いていて、全体的にコロンとした整った姿が魅力的、かつコンパクトサイズで楽しめる品種です。
一般的に「 アガベ吉祥天 」の名でよく販売されているものよりも丸みがあり葉の反り返りがなく安定した’コロン感’ を楽しめる品種で、かつ 「 アガベ吉祥天 」 と同様に青白い葉と赤い棘の対比がとても美しく、飽きずに見とれています。
こちらは成長時で直径 45cmほどのコンパクトサイズのparryi種ですが、我が家では直径30cmに大きさを制限して管理しています。45cmだと我が家のような狭いテラスでも割と安定して置けるのですが、45cmに育てるには鉢を大きくしないとならず家族に反対される為、30cmで管理中です。
30cmでも完成された美しいロゼットを楽しめますし、ある程度葉数が揃えいさえすれば比較的小さなうちから整ったロゼットを楽しめる品種だと思います。

テラスの管理中にうっかり背後を確認せずにしゃがんでしまい、お尻をかなり強力に刺されてしまい、直径30cmでこれでは45cmにするのは厳しいと強く思い、テラスの狭さを思い知らされました。

「トルンカータ」の北国での耐寒性は分かりかねますが、マイナス12度くらいまで耐えるという情報をみかけました。
我が家のような暖地での栽培は、地植えでは冬の長雨を避けられる場所に植え付けるのが一番ですが、鉢の管理では雨が気になる時だけ避難させるか、長雨の時期だけ雨避けのタープを張るかして対策します。

紅い爪と青白い肌の対比が綺麗
アガベ トルンカータ トランカータ Agave parryi var. truncata
外葉や葉縁の反り返りがほとんどない幅広の丸い葉

ユッカ ロストラータ 「サファイヤ スカイズ」…の小苗

幹立ちするまで気が遠くなる年数かかりますが

まだ幹立ちもしていないユッカ ロストラータ「 サファイヤ スカイズ 」の小さな苗を購入して育てています。
幹立ちし、1メートルも育つと何万もしてなかなか手を出すのに勇気がいりますが、苗だと気軽に購入できます。
苗から幹立ちしてそこそこ見れるサイズになるまで育てるには何年かかるか考えると気が遠くなりますが、我が家ではそもそも幹立ちした ユッカ ロストラータ など置くスペースがないので、苗を気長に育てるくらいがちょうどいいのかもしれません。
実際に幹立ちして育ってきたらサイズ的にもう我が家には置けないので、別の家に植える事になります。

ビザールプランツではないけれど多肉の「黒法師」(夏は遮光)

2019/6/1 ルンヨニーらしき多肉と子持ち蓮華を足元
2019/6/1 南向きのテラスの日当たりで葉が黒い
2019/3/22 真冬でも真っ黒(中心の黒い横長の物体は黒パーカーを着た腕)
2019/3/29 ダイソーで購入時ヨレヨレで小さかったルンヨニーらしき多肉

南向きの3階のテラスは朝から夕方まで容赦なく照り付ける真夏の直射日光と、夏は鉢の温度もかなり高温になる為、黒法師には耐えがたい環境ですが、こちらの3階のテラスに年中出しっぱなしにしています。
いわゆる「 真っ黒黒法師 」で太陽に当てれば当てる程黒くなるタイプの黒法師なので、最高の日当たりが望める3階のテラスでは1年中葉が真っ黒です。
さすがに夏は心配なので、テラスの中でも西日が一番当たりにくい場所に移動させて梅雨明けから9月の頭まではオーニングで50%ほど遮光して管理しています。
ちょっとした雪も耐えますし、関東以西の暖地では地植えでも育ちやすい黒法師。
ただし日陰のない雨ざらしの状態で屋外に出しっぱなしでは、地植えの黒法師よりも鉢管理の黒法師の方が分が悪いです。
地上部では地植えでも鉢でも場所が同じなら同じ条件ですが、地下部は違います。
鉢だと夏の日向では暑さで鉢が熱くなり根が弱るし、冬は根が冷え込み気候によっては枯れる可能性も出てきます。
今のところ3年間3階テラスの雨ざらしで生き残っていますが、去年から夏は遮光し、冬はそのままですが、来年からは冬の大寒波の際は鉢周りと土の表面を保護し、1-2月の雨もなるべく避けられるように雨天の時のみ雨避けタープを掛けれるようにしたいなと思っています。

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