東京・神奈川ではGW頃から見ごろを迎える、南アフリカ原産の球根植物イキシア ビリディフローラ。
パンジーなど冬の花苗をある程度整理し、春のチューリップなどの花もほぼ咲き終わり、ギボウシがしっかりした葉を展開してきてデルフィニウムやアリウムなどの晩春・初夏の花が咲き始める頃に開花します。
丁度正午頃に満開になり数時間で花は閉じる事を数日繰り返します。
写メに収める時間は11時~13時半頃までの限定で。
昼時を過ぎると花が閉じてしまういけずなお花です。
イキシア「ビリディフローラ」は、蛍光ペンの水色のような明るく鮮やかな水色に少しグリーンがのった幻想的な色の花が咲くアフリカ原産の秋植え球根植物です。
この花色はエメラルドグリーンでもなく、少しだけグリーンの入った淡いターコイズカラーとでも言えばわかるでしょうか。
スマホの写メではこのエメラルドグリーンの南の綺麗な海の浅瀬ような色彩はとても捉えられなくて残念。昨年は今年よりスマホの写メの植物の撮り方が下手くそだったので何とか見れる綺麗な画像もほとんどありませんでした(T_T)
やっぱりちゃんとしたカメラを使わないと駄目かなあ。。
南の島のエメラルドグリーンの海の色。ヒスイ色。グリーンの少し入った明るいターコイズカラー。
花の中心は黒に近い暗紫色で、明るいブルーグリーンの花びらとの大人のコントラストにそそられます。
正午頃に咲くので、影を作らず本当の色に近い色が出る角度から写メを撮る事がとても難しいのですが、実際は画像よりももっと鮮やかでグリーンが混ざった入った引き込まれるような水色というよりも水色寄りのブルーグリーンです。
正午の日差しで色が白く飛んでしまったり、グリーンが綺麗に映らなくて、どうしたらいいものか悩ましい思いで写メを撮りました。
ただでさえ撮りにくいのに、風で揺れてブレやすい花です。
乾燥を好むと聞いた事もあり、去年はうっかり破壊的なほど水やりを怠ってしまったため、球根がほぼ絶滅してしまい、現在生き残った球根を何とか育てているところです。
買いなおせばいいだけの話なのですが。
ですので画像は全て去年の花です。
全草の姿はこのような感じで↓、細葉の葉より花の方が大きく目立ちます。
背丈は40~60cm程度でしょうか。
秋に球根を植え冬には発芽します。
関東以西の暖地では、そのまま屋外に鉢を置きっぱなしでも冬を越せる可能性があり、少しくらいの雪や霜には耐えますが、念のため雪や霜がかかりにくい場所に置くと安心です。
当ブログ管理人宅では、少し雨雪のかかる軒下に置いて冬も屋外で管理しています。
酸性用土を少し嫌う傾向があるため、水はけのよい土に微量の石灰を混ぜてもいいですが、酸性の鹿沼土や酸度無調整ピートモスなどがほとんど入っていない土であれば石灰混入は必須でもないかなと個人的には思っています。
直径1cmあるかという小さな球根で、5号鉢に10球程度植えてもゆとりがあります。
間に球根が2~3個入る程度の間隔を開けて植えるのが無難ですが、球根は徐々に増えるので花後に球根を掘り上げない場合は少しゆとりがある植え方の方がいいと思います。
関東以西の暖地では、地植えにできる場所がある場合は地植えにしてそのまま植えっぱなしで放置しても毎年咲く可能性があります。
冬に豪雪にならない関東以西の暖地では水はけのよい土に地植えにしてもおそらく問題ないかもしれませんが、念のため雨雪をある程度防げる場所に植え付けられると安心です。
晩秋に一度水をたっぷりあげると、しばらくして球根が目覚めて発芽します。
植え付け直後はしっかり水を与えて、その後はやや控えめに水やりをします。土の表面が乾燥したらあげます。
関東以西の暖地ではそのまま屋外の霜に当たらない場所で管理します。
秋に水はけのよい用土に植え付け、冬は水やりを少し控えめにして日当たり良く霜に当たらない屋外で管理すると、花の本数は球根の8割程度は咲くと思っていていいと思います。
冬の間は細長い葉が出ているだけですが、3~4月に入ると蕾が確認できます。
開花後は葉は枯れてゆきます。葉が枯れてきたら冬の発芽まで水やりはしません。
イキシアには他にも白・ピンク・黄色など色々な花色があり、中にはうっとりするようなクリーミーな水色などもあり、水色の微妙な色加減の花に心惹かれる傾向のある管理人はつい育ててみたくなります。
私はカラーリーフと合わせるのも好きですが、丁度多くの春咲きのアリウムと開花時期が合うのでアリウムと合わせると幻想的で素敵な空間になります。
青みがかったシルバーリーフやブラックリーフとの相性もとても良いと思います。
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