ドラキュラとパルムディール
突然ですが、手前がドラキュラ、奥がパルムディール。
Rhodes自身ドラキュラとパルムディールを張り合わせているつもりはなく、当花達も(作種家さんや生産者さん方々も含め)そんなつもりはないと思いますが、今日も先日に引き続きパルムディールを取り上げています。もちろんドラキュラも大好きなのですがRhodesの住んでいるエリアではなかなか買える場所が限られてしまい入手しずらく今年はもっぱらパルムディールのお世話になりました。
下の画像は上の画像の前後を逆にして、手前がパルムディール、奥がドラキュラ。
ドラキュラも結局駅近のお店で結構手付かずで売れているのを見てこのホワイトのエッジが効いたパープル濃淡の株を買いましたが来年もし買えるとしたら暖色系濃ピンク×臙脂のお花も出会えたらいいなと思っています(今年も強巻フリルで素敵な株があったものの既に自宅のスペースが満席で買えなかった)。
この株↑で比較するとやっぱり?ドラキュラの方がフリルがよく出ていますね。でもこのパルムディールだけ見てフリルがいまいちと思わないでくださいね。こちらは単なる一株で、もっと立派なフリルの株があってもおかしくありません。ドラキュラは開発に長い年月をかけていますが、おそらくパルムディールも市場に出るまでに長い年月がかかっているはず。 パルムディール は特に強フリルに特化したブランドという訳ではないのかもしれませんが、割としっかりフリルが入っているものありました。ドラキュラとどちらがフリルが上かというとドラキュラの方がやはり豪華なフリルの花が咲く株が多いと思いますが、意外とパルムディールも巻きが強い株が沢山見られました。
ドラキュラの中でも豪華なフリル咲きの株と比べるとフリルの細かさには欠けますが花びらがクルクルカールし球状の花になる株も多いです。こちら↓はまた別のくるくる巻きがカールしたパルムディール。
ちなみにこのブルーがのったパルムディール(↓下画像の向かって右・上の方でも載せた株。下画像左はドラキュラ)は巻きはそこそこですが、香りが本当にとても良くて単体で小鉢に植え付けていつでも手に取って香りを楽しめるようにしたいくらいです。(他のパルムディールは今の時期でも香りを感じるものと寒いとあまり香りを感じないものがあり香りの強弱は様々です)
ブランドごとに特色や魅力も様々。どのブランドも、シリーズ間の間でも、色幅や花の大きさフリルがある場合はその強弱まで個体差が結構あるので、特にドラキュラとパルムディールを比べたくて画像を載せた訳ではなく、あくまで一例です。
ちなみに少なくとも花の大きさはどちらも同じ。これより大きな大輪花が咲く株もあり、少し小ぶりな花が咲く株も、Rhodesの家の近所で見たドラキュラとパルムディールに関してはどちらもあって花のサイズに関してはほぼ同程度に感じました。
パルムディール
パープル~ブルー系
一部の紫系の株で白い素地が見え隠れするようなタイプの株にブルーの色が出やすいのはパルムディールならではの特色でしょうか。
こちらは上でも載せたホワイトにパープルのベイン模様とところどころに入った青が綺麗なパルムディール。購入したパルムディールの中でもっとも強く香ります。
上の画像は日向で、下の画像は日陰の図。先ほども書いた通り、この株の花は香りがとっても良いです。パンジー・ビオラは寒い時期は香りが弱くなるものが多いけど、この子は寒い時期も結構香ります。ちなみに同じブルー~パープル系では今年は全く見かけなかった見元ビオラ「ライジングアイス」が寒い時期でも香りが強く出ていました。この2種は香りが強いだけでなくかなり似た香りで、もしかして花びらが白地に青紫のブロッチやベイン模様が入るタイプのパンジー・ビオラは寒い時期も香りが強い傾向が多く見られたりするのかしら??なんて感じました。
ベインも綺麗に出ています。この株はベイン模様は綺麗ですがエッジは普通。エッジは白でそこまでコントラストが効いている感じではありません。でも咲き進むと白いエッジがよく浮き出てきてそれはそれで綺麗です。
他にもパルムディールの株はお店で沢山見ましたが、花の色や模様の入り方にドラキュラとの違いを感じました。フリルは、うーん、少しドラキュラの方がはっきり出ているものが多いかな?でも結構豪華なフリルタイプの株もあちこちで見かけました。
パルムディールを作った作出家さんは1人かもしれませんが、苗を作っている提携農園??はいくつかあるのでしょうか。もしそうだとしたら花色やフリルの感じなどの特徴は農園によっても多少違ってくるのかもしれませんね。
もう一個、上の株よりもう少し濃いめの花でブルーが微妙に入る株の画像です↓
この2株は玄関ポーチの左右のスクエア鉢に埋め込む予定です。(→その後狭い敷地で駐車中の自家用車に轢かれて株が根ごと半分潰れ半死。何とか死なずに済むも現在療養中)
ちなみに更に暗い色でこんな子も。こちらもまだ完全開花していない状態の画像です。暗い地色に色が飲まれてあまり目立ちませんがこの子も少しだけ花びらの縁にブルーがのっています。
他にもフリルの巻きはそこまで強くなくてもブルーが綺麗に出ている子や
前回の記事の寄せ植えで使ったラベンダーカラーのベースにパープルのベインの模様が綺麗に浮き出て縁のところどころにブルーが乗っている子もいます。
(2023/1/14追記 上のラベンダーにブルーがのったパルムディール、その後の姿↓
ブルーはすっかり消えてしまいましたが綺麗なラベンダーカラーです)
紫系であまりブルーはのらないけど部分的に玉虫色に光るような青が入っている事もがります。
この日お買いあげの臙脂カラーの絵になるスミレ(下画像・右)とパルムディール2株(下画像・中央と左)の3ショット↓
この真ん中のエッジが白い子はあまりブルーは入りませんが、わずがにほんのり花びらの裏側にブルーが入っている部分があるのが分るでしょうか(画像の中央少し右あたり)。この子の寄せ植えは既に作っていてまた後日アップしたいと思います。
上の方でも載せたこの株↓は紫系の花でも赤みがやや強めなせいかほとんどブルーは出てきません。
この巻きは細かくないけど大きく強くカールした巻きの入った花びら。花全体がコロンと球状に近い雰囲気でとっても可愛い。
最後に、ブルーはのっていませんが全体的に青みよりのパープルの花のパルムディール株↓
まだ完全に花開いていません。
今年はビオラもパンジーも青み寄りの紫の花を買う事ができず、パルムディールで見つけたため迷わず購入。こちらも既に小さな寄せ植えを作ってあります。青み系パープルは他でもチューリップの球根寄せ植え用のグレーの鉢でも使いたくて悩みましたがグレー系の200円ビオラと一緒にプチサイズの寄せ植えにしました。この青寄りの紫のパンジーは、水色ビオラとも合わせたかったり、淡いピーチカラーのビオラとも合わせたかったり、Rhodesの家でも引っ張りだこ。この1株しか青寄りのパープルのパンジー(ビオラも合わせて)は買えなかったので苦渋の決断で決めました。以外と青み寄りのパープルのパンジービオラは少なくて最初から気合入れて探さないと駄目なようです。
パルムディールも紫やブルー系ばかりではないのですが今日はブルーがのった子達を載せてみました。
なんだか パルムディール の回し者のように沢山載せていて実際今季はパルムディールにお世話になっていますが、どのブランドのフリルパンジーもみんな違って、みんな個性や特徴があって、どの子も素敵です。今回はフリルがやや強めの株を多く載せましたが、フリルが巻き巻きであればあるほど良いという訳でもなく、その株の花が醸し出す雰囲気や好みの色合いもありますよね。
ピンク系など
以前の記事に載せたモーヴピンク系のパルムディールに加え、他にもいくつかのピンクがかったパルムディールの画像を載せておきます。
この子↓は咲き始めは後ろの紫がかったピンクで咲き進むにつれアンティークなピンクカラーに変化する子。
続いて前々回の記事には載せてなかった子で上を咲き進ませより薄くなってきたような感じの子↓。
実は違う株で、同色系でも微妙に違って本当に迷ってしまう。
この子↑も咲き始めは少し紫系の花↓で咲き始めます。
続いてこちらは前々回の記事にも載せたモーヴピンク系の巻きの大きな子↓
続いてこちら↓はピンク系と言えないかもしれないけれど咲く過程で一時的に微妙に暁色に染まる淡い色味のパルムディール。
肌から透ける静脈の色みたいなdullトーンのブルーのベインがアンティークな雰囲気をより一層強くしています。淡い色合いでありながらほんと多彩なお花。
夕方陽が陰ってきた頃、日陰に置くとこんな淡い色の花に。
咲き始めのブルーやごく淡い黄色やラベンダーが入り混じった花↓と
もう少し咲き進んで少し赤みがかったラベンダーがのってきた花。この画像は日陰での写メですが、花が咲き進む色の変化の過程で太陽に当たると暁色を連想する花に見えるものが出てきます。
ちょっと大きく載せますが、この株は青→淡い暁色→ピンクがかった淡い紫、と様々な花が入り混ざって見え、淡い色で表情がとても豊かな株なんです。
フリルは細かいというよりどちらかというと大巻きで、咲く過程で微妙に変化する地色に青~紫のベイン模様が冴えた子で、地色が淡くブロッチ模様は楽しめませんが一目惚れでうちに迎えた株です。しかも何となく植え付けを後回しにしてしまいこの頃はもう既に2月に入っています。早く植え付けてあげないともっと元気に沢山咲くはずの株が可哀そうな事をしました💦
続いてはちょっと不完全な開き方の臙脂色系のお花のパルムディール↓
ドラキュラやローブドゥアントワネットにも臙脂色系のお花がありますが、パルムディールにも臙脂色系のお花はあります。ただこの子はうねりすぎが原因か花びらが開かずちょっと不完全な形で我が家に来ました。
私は出会えませんでしたが、きっと綺麗にフリフリで咲くエンジ色系のパルムディールも販売していたはず。その後もう少し綺麗に咲くようになりましたがその姿はまた追って載せたいと思います。
パルムディレーヌ
パルムディールとパルムディレーヌがトレーに並んで販売されていたところを見ると、パルムディレーヌはパルムディールより一回り小さな巻き強めのフリル咲きパンジーでした。パルムディールもパルムディレーヌも今年2021年初登場だと思われます。
パルムディールは中~大輪系パンジーが多く、パルムディレーヌ は中~小輪パンジーが多いように見えました。ただパルムディレーヌの中にはパルムディレーヌの大輪パンジーと同じサイズの大きな花が咲いている株もあったので単に大きさの差という訳ではないかもしれません。
この画像の株↑は巻きは中程度ですがもっとフリフリのものもあり、さしずめパルムディールの妹分といったところなのかな?色幅も広く、模様の入り方も様々で色々なバージョンがありそうです。
もう少し画像があるので後日こちらに追加アップ予定です。
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