年末に植えたスノードロップがもう咲き始めていました。
白い花って、どうしても綺麗に撮れません。
スマホではなくちゃんとしたカメラを使えば綺麗に撮れるのでしょうか?
庭のない小さな家で宿根草を育てるのは、管理場所を見つけるのが大変で、特に沢山植物を育てている場合はとても不便で管理しにくいです。
できれば鉢栽培ではなく、落葉樹の足元などの庭の一角に地植えで自然な雰囲気で植栽したい。
狭い敷地にめいっぱいの植物を育てているのでポスト回りのわずかな土場で地植えにするのもそう簡単ではありません。
クリスマスローズのような自然味のある宿根草でも鉢栽培で、最大2-3種類を厳選して育てることになります。いずれ数を絞るとしても、栽培歴が短いと品種の選抜も難しく、どうしても5種類、6種類と買い求めてしまいます。
根がしっかり張るため、複数の植物と一緒に寄せ植え状態でキープという方法も取りにくく、基本は単品鉢栽培で管理しています。
5月から9月は1階の屋外の日陰になる場所に置き、暑さが和らぐ10月頃から冬に蕾が上がってくるまではベランダの日当たりの良い場所に移動させ、開花前には1階の玄関先に移動させて家に出入りする度に可愛い花を愛でています。
小さな鉢でも横向き大輪一重の白花が充分楽しめる ニゲル「マリア」
まず我が家のクリスマスローズで一番最初に咲くのが ニゲル 「マリア」。
3号ポットの小さな株でも大きな一重の白い花がしっかり咲きます。
我が家の株は最初は真っ白な花弁(本当は花弁ではなくガク)に黄色い花芯で咲き、徐々に花弁がグリーンやグリーンピンクに変化します。
(真っ白な花の個体だけでなく、咲き始めの白い花弁の縁がピーチ色に染まった個体もあり、買うときに好みで選びます)
我が家のマリアは今年は10本咲き、今おそらく今季最後の花が上がってきているところです。
横向きで咲くところもうれしい。
玄関脇のIKEAの薄~いアルミの棚に置いていて、家に出入りする度にこんな感じに顔をこちらに向けて迎えてくれます。↓
黒い花や、ブラックリーフと合わせるとカッコ良くて好きです。
冬の花苗との寄せ植えにも使いやすいです。
(我が家は寄せ植えならぬ寄せポットです)
白の大輪一重というシンプルな花でとても美しく、割と横向きに咲いてくれるところと、狭い我が家でも気軽に育てられるところも気に入っています。早咲きですがちょうどクリスマスの時期に楽しむ事ができ、他のクリスマスローズが見ごろを迎える頃にはほとんど咲き終わります。
可愛いクリスマスローズをみつけると欲しくなってしまいますが、やはり一般的なクリスマスローズよりも、このマリアのようにコンパクトな品種の方が、庭が無く置き場所がない小さな家には向いています。
ダークピンク×クリームのバイカラーが大人っぽい名無しの八重クリロー
続いて品種は不明ですが、ダスティーピンクのような渋いピンクの裏と縁にクリームの地が混ざり合ったバイカラーの八重のクリスマスローズも我が家の一員に。花は直径5センチほどの小~中輪ですが、揺れるような八重も花弁も気に入っています。今まさに身頃を迎えているところですが、これからしばらく自宅に戻らないのでこの画像をもって今年は見納めになりました。
西日も似合いますね。
置き場所がないので悩みますが、やっぱりこの子は当分の間処分できないと思います。
くすんだダークピンクが入っているため、1番花、2番花が廃頽的なアンティークカラーになってきて魅入ってしまいます。
斑入リビダス
斑入りのクリスマスローズは沢山の種類が出ていますが、我が家にあるのは特に名前のない原種リビダスの斑入りです。
葉にしっかり斑が入り、白く抜けた部分がたまにピンクがかったりします。
一番花は花びらも斑入りだったのですが、2番花からはくずんだピンクベージュ一色の花が咲いています。
主張しない花で他の草花と合わせやすく、葉がアクセントにもなるのでポット寄せにしています。
年末から蕾は上がってきていて、葉がカラーリーフとして楽しめるため、蕾から咲き終わるまでだけでも長い間楽しめる品種です。
華やかさはありませんが、素朴で落ち着いた色の花とカラーリーフとしても使える斑入りの葉が気に入っています。
しかも1月に咲き始めて最後の蕾が咲ききるのは3月半ば過ぎと結構開花期間が長いのです。
これといって強い個性もなくどちらかというと地味なクリスマスローズですが、斑入りの葉も綺麗だし、これもしばらくは手放せそうにありません。
品種不明 中輪・八重 くすみピンク
お次のこのクリスマスローズは去年大株の状態でセールで購入したクリスマスローズです。
沢山花が咲いているのに残念ですが、知り合いに里子に出して手放そうと思っている子です。
クリスマスローズらしくうつむき加減で咲く子。傾斜に植えれたら素敵ですね。
置く場所がなくて、玄関脇のIKEAのスリムなアルミ棚に置いています。
棚に置くとうつむいた花も見やすいのです。
玄関脇なので外出時・帰宅時に花を見る事ができます。
2/21追記:もう少し咲き進んで花数が増えてきました。
3月にもなると1番花はアンティークグリーンに。4号程度のさほど大きくない鉢で割と沢山咲きました。
玄関脇の棚に置いて通るたびに眺めています。
黒の八重花「 ブラックスワン 」
こちらは1年前の秋に小苗で入手し、今年やっとこれから開花するのに、しばらく不在にするため開花が拝めなさそうなブラックスワン。
花茎は太く花の背丈も高く、根張りもよく花も大輪で、全体的に株が大きなクリスマスローズです。
鉢増しや株分けが他の品種より必要になってくるので狭い我が家では育てにくい部類です。花をじっくり見てから手放すかどうか決めたかったのですが、気が急いて買ってしまいました。
今年は暖冬のせいで花がブラウンがかって見えます。
追記:2/21、帰宅したら咲いていました。
中~大輪咲きですが、斜め下から撮るのも難しいくらい 完全に下向きに咲きます。
無理やり起こしてみよう。
このクリスマスローズは9cmポットの小苗を購入してから2年目で咲きました。
我が家では最も遅咲きで2月下旬に咲き始めて最後の蕾が開くのは3月末頃です。
追記:無理やり押し倒して撮ってみました。
ダークカラーのクリスマスローズはホワイトやグリーン系のクリローと合わせたい派。
野趣を感じる無名のホワイトダブル-スポット
最後は今年割セールで購入した子で、スポットが強すぎず、少なすぎず、さわやかに入っている、エレガンスホワイトにも似た名無しのスポット・ ダブル咲きのクリスマスローズです。
本当はグリーンやゴールドの花のスポットが欲しかったのですが、クリスマスローズの白い部分はどのみち白色→何となくクリームに近い色→黄緑色へと変化するので、沢山育てられない我が家では白花でいいという結論にたどり着きました。
背丈が結構あります。
ダブルの内側の葉の立ち上がり具合がいい感じ。
自然な雰囲気の花で一番好きなクリスマスローズです。
儚げな山野草の雰囲気ではありませんが、ギラギラ強そうという程でもなく、何というかそのまま薬草とかにできそうな(笑)野趣ある雰囲気が好きです。
ブラックスワンと合わせると相乗効果でどちらも野趣味?が増して自然な感じになり気に入っています。
花弁の重なりが美しい乳白色の八重の花 「 エレガンスアイス ?」(4/4追記)
今季のクリスマスローズは以上で終わり、と思っていたのですが、今年はまだ咲かないと思っていたエレガンスアイスが遅れて開花しました。(2021/10追記:エレガンスアイスだと思い込んでいましたがホワイトプリマドレスの疑いもあり後日ホワイトプリマドレスの苗を購入して比較準備中です)
環境などの違いで若干の個体差はあると思いますが、我が家のエレガンスアイスは綺麗な乳白色で花弁の重なりも綺麗。
花弁の奥の花芯に近い部分はグリーンがかっていて、その他の淡色系のクリスマスローズと同様、日にちが経つにつれ、グリーンが全体に広がっていきます。
何かこう…ベルエポックとかアール・ヌーヴォーといった言葉が浮かんできそうなシルエットですね。
ブラック系のクリスマスローズと合わせるとお互いを引き立て大人っぽさが際立つ気がします。
この3種だけ、未だに花をカットできていませんが、種だけは取り除いてあります。
エレガンスアイスとスポットダブル×ブラックスワン
この組み合わせがクリスマスローズで一番好きです。
開花株の置き場所(玄関ポーチ)の全体像と開花期以外の栽培場所
葉のみのオフシーズンは、夏は日陰になり春と秋は日当たりが良くなるベランダで管理している我が家のクリスマスローズですが、開花時期には1階の玄関ポーチや車の後ろの小さな空間に移動させます。
1月の玄関ポーチ↓では、左の棚の最上段に白花の「マリア」の鉢を置いて、左中下寄せ植えに斑入リビダスを置いています。
この画像では左上端ギリギリですが、マリアは白くて大きいのでそれなりに目立つんです。
そして上に挙げたダークピンク×クリームの八重と中輪・八重・くすみピンクは、2月になって開花を確認してから秋冬の間居た日当たりの良い2階のベランダからこの玄関ポーチ↑の左の棚の下から3段目に移動します↓
手前のクレマチスが這わせてあるラティスのせいで道路側から見ると見えにくいけど、玄関の出入りの度に家族が開花姿を楽しめます。
そして棚の一番上にあったマリアは2月に入ると花をカットし花後の養生のため外壁沿いに移動させて、代わりにこの棚の最上段にはベランダから移動させたホワイト・ダブル・スポットを持ってきます。
玄関を通る時に見上げる度に大好きなそばかすを覗き込めて幸せ。
時期的に花苗であふれているので花々しい感じですが、本当は庭スペースがあれば、春蘭など野生の常緑種の草花の冬の傷んだ葉や、春に目覚める前の落葉樹と合わせてもっと野趣を感じる雰囲気で植栽したいのですが。
一方、斑入リビダスは結構長い間咲き、クリスマスローズの中では小さく地味な花ながら12月から3月半ばまでもの長い間、他のクリスマスローズを置いている棚の手前の寄せ植えで活躍してくれます。
その他のクリスマスローズ
今開花を迎えているのは上の5種ですが、育てる場所もないのに、1年後に開花見込みの小さな苗があと3品種控えています。
1年後に開花予定のその他3品種についてはまたこのページに次シーズンに追加したいと思っています。
それだけでなく、超多弁のクリーム系のスポットかブロッチ、濃い赤花の八重種、葉も茎も黒く花も濃い赤やブラックなどもあれば、、と欲が出てしまいますが、これ以上は厳しいです。
クリスマスローズは欲しい品種が多すぎて、購買欲をセーブするのが大変です。
いちいちあの花この花とつい珍しい品種や豪華な品種に目移りしていると、本来の好みである野趣を感じさせるクリスマスローズからかけ離れていってしまうので、基本に戻って手を出さないようにしないと。
それでもブラックマジックみたいな新しい黒花で、かつ葉も茎も黒っぽいものが出たら何としても探して手に入れてしまいそうです。
最終的には多くて3~4品種に絞るつもりです。
庭のない狭い家でクリスマスローズを育てていて良いところは、鉢栽培なのでじっくり色々な角度から見れるところ。
置き場所もなく、うつむき加減で咲く子は外の棚の目線の高さの段に置きたいですが、その棚も満員で置き場所には試行錯誤します。
本当はそれぞれの花のうつむき加減に合わせた場所に地植えで育ててみたいです。
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