梅雨時のジメジメした空気を吹き飛ばす白い花たち ~ その3 梅雨に咲く白花クレマチス3種 ~

梅雨時のジメジメを吹き飛ばす梅雨時期の白花シリーズを水辺編、芳香編と続いてアップしてきましたが、お次は長雨の続く現在我が家で咲いている白花のクレマチスの画像をアップします。

先日キノコが生えたサボテンの鉢の話をしましたが、キノコIN サボテン鉢にとどまらず、今日はネムノキの蕾にもカビが生えているのを発見しました。

大好きなピカケは毎年今頃活き活きしているのに、こんなに曇り空や雨模様が続いてしまっているせいで大好きなお日様を拝めず、心なしか勢いがありません。

スイレンも蓮も蕾の成長が停滞し、太陽が大好きな南国植物の成長全てが止まっています。このままだと弱ってしまいそう。

梅雨はあってもいいけど、もう少し合間合間に晴れ間が欲しい。でないと我が家の植物にとっては辛いです。 早く梅雨が明けてほしい 。

こんなに晴れ間がほとんどない梅雨も久しぶりですよね。
このぐずついた天気はいつまで続くんだろう、、

気を取り直して、ジメジメを吹き飛ばす、 梅雨時に咲いている爽やかな白いクレマチスの記事をアップしたいと思います。

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ヴィオルナ系 クレマチス 芳香性の「カイウ」(Kaiu)

写メだと白にピントを合わせにくく奥がボケてしまっていますが、緑の小粒の蕾がいくつ舞っているか分かるでしょうか?

花の長さが2~3センチしかない小輪タイプのヴィオルナ系には珍しい壺型の白花クレマチス。
咲き始めは緑が少し入る。ほんのり淡く藤色がかる事もある。
中を除くと黄色の大きな花芯があり、クリーム色の壺型の花弁が開ききると中から出てくるところもユニークです。

カイウはツルを3メートルほど伸ばして花を咲かせるため、できれば地植えでゆったり伸ばしてあげると良いクレマチス。ポツポツと小さなベルのような蕾が沢山ついて花と蕾がフワフワ空中で揺れる鈴のように舞い、一つ一つつぼ型の花を咲かせる様子がたまらなく可愛らしい魅力的なクレマチスです。
ナチュラルで素朴な雰囲気の小さな小さな妖精みたいなクレマチス。意外と野趣にも富みナチュラルガーデンにもっぴったり。
森の妖精のおうちのドアのベルのような小さな小さな蕾が沢山付いて風に舞う姿には心を掴まれてしまいます。

ちなみにカイウは以前記事をアップしたリトル・ネル、メアリー・ローズなどのクレマチスを壁沿いに立てたフェンスに這わせています。

丁度他のクレマチスの花後の剪定が済み、フェンスが寂しくなる頃にカイウだけ遅れて咲き始めます。春から秋まで常に何かしらのクレマチスが咲いていて欲しいこの場所に植えて良かったと思えるカイウ。

この植え場所ではカイウは遅咲きの一番花こそ他のクレマチスとの競演もなく1人咲きですが、このまま花後の剪定をしないでいても成長した大株は晩夏まで咲き続けるので、リトルネルやメアリー・ローズの2番花との競演が楽しめます。
ツルがかなり伸びた先に花を咲かせるため、他のクレマチスとの競演を楽しむ頃には、伸びすぎたツルをぐるりと下に回して丁度他のクレマチスが咲く位置に持ってきます。また後日その様子もアップします。

先が少し尖ったまんまるの緑の蕾も、開きかけの壺型の蕾もかわいい
左:咲きかけの壺型からベル型の花形に
右:咲き進んで開ききった姿
半分咲き進む頃からうどん粉病が広がり始めるが剪定したくないくらい可愛い蕾が次々に出てくる

カイウは開花後少しして、中央の花芯がほころび始める頃にほんのり香る芳香性のクレマチスです。微香ですが、とても良い香りで、個人的な感想はグリーンティーやキューカンバー系の爽やかな香料のような香りに感じます。また、これも我が家だけなのかどうか分かりませんが、初夏よりも7-8月の熱い頃の方が香りをしっかり感じる事が多いです。
もし栽培する機会があれば香る頃の見極めが難しいですが、香るタイミングを見計らって顔を近づけてみて下さいね。

特徴・管理 ヴィオルナ系 クレマチス 「カイウ」(Kaiu)
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フロリダ系クレマチス 「白万重」

黄緑色がかって咲くというより私にはおいしそうなピスタチオカラーに見える開き始めの緑がかった ‘ 白万重’。
葉にある白い跡は薬剤散布によるもの

「白万重(しろまんえ)」は同じフロリダ系クレマチス「テッセン」の枝変わり種。

緑がかった状態で咲き始め、徐々に白くなっていく姿はとっても爽やか。
食べごろのピスタチオみたいな新鮮なカラーです。

八重咲きで本来とても花持ちがとてもよく、テッセンと同様長い間開花姿を楽しめます。

画像は咲き始めの頃で今はもっと咲いていますが、ここは軒下でもなく雨が思い切り当たる門柱なので、本来の花持ちの良さが今年の梅雨の長雨で活かされてません。

「白万重」はまだ株が十分大きくそだっておらず花数は少なめで、今季は20輪ほど咲きましたが、場所がら枝をのびのびと伸ばせないので今後も小ぶりに仕立てて楽しむかもしれません。

本当は「白万重」と合わせて這わせたいクレマチスがあるのですが、そのクレマチスを植える場所がなくてどうしたものかと悩んでいます。今年は近くの「流星」と合わせて門柱に誘引していますが、このペアが好みという訳でもなく、どちらも好きなクレマチスですが組み合わせとしてあまり納得していません。
門柱の奥に移動させて別のクレマチスと合わせようかなあ。それともテラスの壁に這わせる…と家族に嫌がられるなあ(T_T)
いずれにしても植える場所がなくてしばらくこのまま保留にすると思います。

パテンス系(早咲き大輪系) クレマチス マダム・バン・ホーテの2番花

「マダム・バン・ホーテ 」 は早くから咲き始める早咲き大輪系のクレマチスで、現在は2番花が咲いています。
パテンス系の一重咲き、早咲き大輪種は1番花が4月半ばに咲くため、 2番花は大体梅雨時の6月半ばから後半にかけて咲く事が多いです。
植えて何年も経つと株がそれなりに充実してきて基本は春の一季咲きのパテンス系のクレマチスも2番花が咲きやすくなり、年を重ねるたびに2番花の花数も増してきます。
でもさすがにこの長雨で花が早く傷みます。クレマチスにとってももう少し晴れ間が欲しい今年の梅雨空。
「マダム・バン・ホーテ 」 は株が充実してくると2番花の後に3番花も咲かせる事があるので、3番花に期待する事にします。

2番花は少し小ぶりだけどかえってその方が風情を感じる楚々としたたたずまい

 

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