真夏に咲く一季咲き性クレマチス

 
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夏に咲くクレマチスには、夏咲きの一季咲き性クレマチスと、春から秋まで花後の剪定と追肥で繰り返し咲く四季咲き性クレマチスがあります。

自宅のクレマチスも次々に咲いているのに全然アップできていませんが、今日は7~9月に一面に咲き誇る、現在自宅で咲いている夏限定の一季咲き性クレマチスの記録をアップします。

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一季咲き性クレマチス

一季咲き性のクレマチスは早春や真夏や冬などそれぞれ決まった季節にしか咲きませんが、四季咲き性のクレマチスよりも多花性で株一面にバーッと咲き誇る品種も多くあります(育て方にもよりますし、全ての品種が多花性ではありません)。
特に大型のクレマチス(ツルが4-5メートル以上伸び旺盛に茂り成長するタイプのもの)は苗から数年育ててて大株にもなると大きな株全体で咲き誇り、花数は四季咲き性のクレマチスをはるかに凌ぐ品種も多くあります。

実は我が家の一番人気は一季咲き性のアーマンディーアップルブロッサムです。こちらは夏ではなく桜の開花と同じ春先に咲くタイプですが、株全体を覆い尽くす勢いで咲き誇るタイプの一季咲き性クレマチスです。

【 一季咲き性クレマチス 】
一季咲き性クレマチス(春咲き):アーマンディー系、モンタナ系、フラミュラ系、オセアニア系、フォステリー系、アトラゲネ系(※)、ハンショウズルの類、一部の ヘラクレイフォリア系、など
一季咲き性クレマチス(夏咲き):フラミュラ系、ビタルバ系、ヘラクレイフォリア系、一部の ハンショウズルの類、など
一季咲き性クレマチス(秋咲き):シルホサ系、コンナータ系、遅咲きのフラミュラ系など
一季咲き性クレマチス(冬咲き):シルホサ系、コンナータ系など

※上記は愛読書『別冊NHK趣味の園芸 クレマチス』や、私自身が育てていて感じた開花の季節であり、同じ系統内でも品種によっては咲く季節が大きく異なる品種もあります。
※アトラゲネ系は一季咲き性が強いが四季咲き性の品種もあり秋にかけて花が少し咲き続ける事もあるため、ここでは四季咲き性・一季咲き性のいずれの性質も含むと捉えている。
※ヘラクレイフォリア系やシルホサ系は一季咲きに分類したが、これらの中には春から秋にかけて、または秋から冬にかけて等、二季に渡って長く咲き続ける品種を含む。

この一季咲きクレマチスの中で、夏咲きタイプのものは枯れて淘汰されてしまったりして現在は2種しかなく、他には仕事先で1種類を植えているだけですが、今日はそんな最近咲き始めた夏咲きの品種をアップします。

ビタルバ系「 サマー・スノー 」

7/31撮影 1階の日陰に誘引した枝に花が咲き始めた

狭い植え込みに窮屈に植えているビタルバ系クレマチス「サマー・スノー」は今年で4年目の苗になります。
1階のヒサシの下(日陰)の蕾が7月末に花開き始めました。
2階まで長く伸びてきている枝はこれからまだまだ蕾が出てきている最中です。

来年の5年目以降は大株に育って建物全体を花が覆いつくす勢いで咲き誇ってもおかしくなさそうですが、我が家のように狭い場所に色々植えている場合は、少し成長が遅いかもしれません。

センニンソウ等のフラミュラ系の白花よりも大きな花

花は同じく夏の一季咲きクレマチスのセンニンソウより大きな花です。
花の直径はセンニンソウが2~3㎝であるのに対し、こちらのサマースノーは4~5cm。
花びらの数はセンニンソウが主に4枚であるのに対し、サマースノーは6枚(5~6枚)です。

香りがするとの記載もあるようですが、私にはほぼ無香に感じます。

追記:8月半ば頃から2階まで伸びてきたツルにも花が咲き始めました。夏の間蕾をつけたツルを伸ばし続けて9月半ばすぎ頃まで咲き続けます。この反対側にもサマースノーのグリーンカーテンができていて、来年・再来年は更にボリュームが増しそうですが、これくらいのスカスカのボリュームの方が好きです。

8/30 2階のベランダまで伸びてきたツルにも花が咲いた

フラミュラ系「 チネンシス 」

「 チネンシス 」 は芳香性のクレマチスで、花はセンニンソウや他のフラミュラ系のクレマチスの小さな白い花と同じ、真っ白な十字の小さな花を夏に株一面に咲かせます。
まだ若い株のうちは花数も少ないですが、充実して大きく育つと花がとにかく沢山、びっしり咲きます。

なのですが…、先日記事にも書きましたが、この 「 チネンシス 」の2階まで伸びた一番充実した枝が開花直前で枯れてしまい、今年は一面に咲き誇っている様子を画像に収める事はできません。

「 チネンシス 」 の花はセンニンソウの花と見分けが付かないほど良く似た、というよりもほとんどセンニンソウと同じ小さな白い花です。センニンソウよりも香りは少し強いと思います。日陰の細い枝は残っていて、少しだけですが蕾が付きもう少しで開花します。開花したら撮り忘れないようにしてこちらに画像をアップします。

東京でもある程度陽に当てて育てると秋に赤い紅葉も楽しめ(その年の気候にもよります)、花にはしっかりした香りもあり、大株に育ってくると圧巻の花数で咲き誇り、個人的にイチオシのクレマチスです。

今頃咲き誇っていたはずの大枝は枯れてしまい、生き残った日陰の枝から蕾が少し出てきたところ
8/9撮影 その後開花しました。結構強烈な良い香りです

フラミュラ系 「トリテルナータ ルブロ マージナータ 」

挙げておいて何ですが、 夏に開花する一季咲き性クレマチスの「トリテルナータ ルブロ マージナータ 」を2年前に植えたのですが、地中から晩春に芽を出してツルを伸ばすタイプには厳しい、発芽時期には暗い日陰になってしまう場所に植えてしまったせいで今年は芽が出て来ず消滅してしまいました。
「トリテルナータ ルブロ マージナータ 」 は背丈を高く伸ばして芳香のある赤い小花を沢山咲かせるやや大型のクレマチス。大株に育つと株一面に花を咲かせ、辺り一面に香りを漂わせるそうで、楽しみにして植えたのですが、花を見る事なく枯らしてしまい、残念でした。
またチャレンジしたいのですが丁度良い植え場所がなく、鉢での管理もしたくないので今は断念しています。

ヘラクレイフォリア系「 ジェイニアナ・プレコックス 」

続いて、我が家ではないのですが仕事先に植栽した一季咲きのクレマチス、原種ヘラクレフォリア系「 ジェイニアナ・プレコックス 」です。
「 ジェイニアナ・プレコックス 」 は一季咲きというよりも、6月頭から秋まで節々に次々と花を咲かせ続けます。初夏から秋まで途中咲き細る事はありますが、少なくとも私が植えた場所では他のクレマチスと比べると途切れる事が少なく咲き続けてくれるナチュラルな雰囲気のクレマチスです。
(環境により差は出ると思いますが、四季咲き性のクレマチスのように花後の剪定をしなくてもポツポツと咲き続けてくれるクレマチスです)

この裏側(木の裏)にも沢山のツルが出て花を咲かせている

「ジェイニアナ・プレコックス」は木立性のヘラクレイフォリア系のクレマチスの中ではツル長1~2.5メートルでよく伸びる品種ですが、 「サマースノー」や「チネンシス」のように4~6メートル伸びる大型クレマチスではなく、普通サイズのクレマチスです。
ただし普通サイズとはいえ、地面から出てくる本数が年々増えボリュームが出てきてグランドカバー的な役割もするので、高さよりも面積が必要になり 1メートル四方のスペースは最低確保して植えた方が良いクレマチスとしては珍しいタイプになります。
「 ジェイニアナ・プレコックス 」 はこのように何かに誘引して這わせたり、下に垂らすように枝垂れさせたり、放任で春から秋の間グランドカバーになるよう地際で茂らせたりなどの楽しみ方ができます。
地際から出てくる枝は年々本数が増えてゆくのでこの先もっと茂ると凄そうです(^_^;)
このジェイニアナ・プレコックスは咲く時期によって、日光の度合いで花色が変わってきます。この場所は暑くなるほど日陰度が高まる木陰で日陰になるほど色が濃いような気がします。

淡くグラデーションがかる紫がとても綺麗な花色。6月初旬の開花し始めた頃はもっと淡い色だった。

ヘラクレイフォリア系のクレマチスはあまりよそのお庭で見る事はありません。
私は日本のクサボタンの仲間である野趣に溢れた独特のこのクレマチスが結構好きなのですが、やや大型の木立性~半木立性のクレマチスでそれなりに空間を取るので、私も狭い敷地の我が家ではあえて育てようとは思えません。
でも中には強い芳香があるものもあり、独特の風貌があるものが多く、場所さえあれば我が家でも育てたいところです。
野草や野趣溢れるお花が好きな方には特におすすめ。もしスペースがあるならぜひチャレンジして頂きたいと思うクレマチスです。
私は「伊吹山の草ボタン」「 ワイヴェール 」「 ニュー・ラブ 」のいずれかを追加したいと思っています。もちろん庭のない我が家ではなく、仕事先で。

夏咲きの一季咲き性クレマチスの活用法

庭が無く敷地が狭い我が家ですが旺盛に成長する夏咲きの「サマースノー 」 や「チネンシス」などを2階のベランダの夏のグリーンカーテン目的で植えいます。

(2階のベランダがヒサシになる効果で初夏以降は半日陰になる1階は四季咲き性クレマチスでグリーンカーテンができています。)

南向きの家で、特に2階のベランダの壁沿いから2階の天井位置まで這わせるグリーンカーテンは普通のクレマチスにとっては少し辛く、寒冷地向きのモンタナ系などを這わせてしまうと2-3年以内に必ず枯れますし、その他パテンス系・ビセチラ系・フロリダ系…多くのクレマチスにとっても辛い環境です。
そもそも2階の高さでグリーンカーテンを作ろうとしたら複数株の沢山の鉢を2階に置いて這わせないとなりませんし、我が家ではこれ以上ベランダに鉢植えを置くのは厳禁なので無理です。

ですが夏に花を咲かせるタイプのフラミュラ系のいくつかの品種や、ボタンヅル、などは夏の日差しにも比較的耐え、またツルの長さも長く大株に育てると1階から2階まで沢山のツルが伸びていくので、2階のグリーンカーテンにぴったりなんです。
欠点を挙げるとしたら大株に育てないと2階の高さでグリーンカーテンにできない事と、誘引が少し面倒という事くらいです。

全て地上の地植えのクレマチス。夏咲きの大型クレマチスは夏だけ2階に伸びてグリーンカーテンを作ってくれる。秋・冬・春は剪定や伸び途中で2階に伸びず、2階で布団も干せるし日差しも取り入れられる。住宅に応じた植栽計画で色々遊べるクレマチスの混植の一例。上の図には書いてないが2階の家壁部分にも鉢栽培のクレマチスを這わせる事も可能

2階のベランダでは布団を干したり、夏以外はベランダからの南の明るい太陽光も欲しいので、年中茂らせておくわけにはゆきません。
その点夏咲きの一季咲きの大型クレマチスなら、ツルが2階まで伸びてくるのは初夏を過ぎた頃なので夏のみ2階に影を作ってくれるありがたい存在。秋口頃にある程度剪定してしまえば秋冬春は暖かい太陽の恩恵を受けられます。必要な時だけ太陽を遮ってくれるので、布団干しはもちろんベランダ栽培のほかの植物の邪魔にもなりません。
2階までツルを伸ばすようになるまで一定年数かかるのと、高い位置までツルを伸ばすのに途中誘引のためにハシゴやひっかけ棒などが必要になる事がネックではありますが、秋・冬・春はベランダまで伸びてこず(秋は葉が残っていても邪魔な2階の部分を剪定してしまう為)、強い日差しの夏から晩夏だけ都合よく2階のベランダのグリーンカーテンになってくれるありがたい品種なんです。

我が家のクレマチスは1階の壁際の植え込み部分から伸ばしているものが多いのですが、1階の壁面のフェンスは既にほかのクレマチスで満員です。
でもサマースノーなどの夏咲の大型クレマチスは1階部分は他のクレマチスに明け渡し、1階ではちょっとしたスペースだけ確保して枝を上に伸ばすだけで1階の上の方から2階にかけて花を咲かしてくれるため、1階部分はツルが2階まで伸びてゆくだけの細い道さえ作っておけばいいんです。
サマースノーだけでなく、夏の一季咲きの大型クレマチスの多くはそうした利用方法ができるので、狭い敷地でも実は有効活用ができます。
庭がない我が家、という表現をよくしますが、家の前はコンクリートの地面の駐車場なのに、壁際だけ奥行30cmの植え込みを作っておいたお蔭でできています。
庭はなくて家の前に土と砂利でできた駐車場があるだけ、というお宅などでも同じような楽しみ方ができると思います。

本来は日本の暖地のように夏に多湿になるエリアでは壁際にクレマチスを這わせるのは建築物にとってはよくないので、壁際にはあまり沢山クレマチスを這わせない方がいいです。
這わせる場合は壁から離して外壁との間の通気性を良くし、本数もあまり沢山植えないのが一番です。
ですが我が家の場合はいけないと分かっていつつもクレマチスを這わせるスペースがないのであえてこうして壁際でクレマチスを楽しんでいます。
特に困るのは外壁の塗り替えの時で、クレマチスの地上部を刈り込める冬に塗装作業をお願いし、クレマチス用のフェンスや細竹垣を外し常緑大型クレマチスも外してクルクルとまとめ、庭も、物が置けるような場所もない我が家では竹垣やフェンスの置き場所の確保ができず、結局ご近所さんで頼める方にお願いして置かせて頂きました。

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