今丁度白萩が見ごろを迎えています。
以下は台風14号が上陸する前の咲き始めて間もない一分咲き程度の、Rhodesの家の鉢栽培の白萩ですが今は沢山の白い花が咲いて見頃を迎えています。
綺麗に咲いている画像を撮りたいのですが台風の前に鉢を室内に移動するも腰を痛めてしまい鉢の移動がなかなかできず良い写メを撮れません。もう少ししてから満開の姿を画像に収めたいと思います。その時まで花は残ってくれるでしょうか。
今月いっぱいまで綺麗に咲いていて、中秋の名月の時に咲いていてくれるのが嬉しい萩。庭もない20坪程度の駐車スペース&家の敷地に以前、赤萩・白萩・黄金ハギ(朱金ハギ)・ダルマ萩の4種を鉢栽培で育てていましたがさすがに場所がなく今は白萩だけを鉢で育てています。
さて、秋のお彼岸のお墓参りはこれからする予定ですが、今日の話は秋のお彼岸のお供えの花に使える栽培中の草花の考察をしてみたいと思います。
秋に咲いてお供えに使える草花や低木の花・実付きの枝ものは多いですが、Rhodesの家は沢山の草花を育てるスペースがなく限られた植物になりますがよろしければお付き合いくださいませ。
彼岸花 ( 彼岸花 ) / リコリス
9月半ば、北側の直射日光が当たらない家の裏の人ひとり入るのも大変な狭い場所に植えた彼岸花が今年も満開を迎えました。
日向の花に比べると明るい日陰で咲いた花なので赤みが淡いですが、家の裏に植えておいた全ての花をカットして花瓶に。ちなみに家の横と裏側は人が1人入るのも難しい幅狭さで植物もこの赤花リコリスしか植えていません。植えるつもりはなかったのですが捨てるくらいならと思って植えたところ太陽が当たらない明るい日陰でも意外と花が咲くので毎年楽しんでいます。
早咲き大輪黄花種のオーレアとはまた違った日本の秋を感じる花姿です。お彼岸の終わり頃にはだいぶ咲き進んで見ごろを終えている事も多いですが、Rhodesは彼岸入りの前にお墓参りに行く事も多く、そんな時は丁度咲いている彼岸花を持っていく事もあります。
今年は9月10日前から結構咲き始め、9/14に全ての花をカットしました。蕾のうちに切り花にすると花の色が淡くなってしまうので開き始めの蕾か、または咲いた花を切った方が綺麗な色を楽しめます。
日差しが強すぎて写メでは色が飛んでしまっていますが、日向を好む彼岸花ですが明るい日陰でも結構元気に咲きます。
晴天の日中は日差しが強すぎて色が飛んでしまいますが、玄関ポーチの日陰で写メを撮っても暗くてボヤけてしまい綺麗に撮れません。
少し淡い赤花なのが分るでしょうか。日向ではもう少し濃い朱赤の花が咲きますが明るい日陰では少し淡い朱赤の花になります。
他にもオーレア、アルビフローラ、エルジアエ、スノーフェアリーとこの赤花の計5種の彼岸花(リコリス)を育て赤花以外の4種の球根を植えています)。
秋の彼岸入りの頃にはこの赤花の彼岸花(リコリス)がお供えに使えます。リコリスは花びらが落ちず茎の上でしぼんで枯れてゆくためお掃除の手間も少なくてすみますが、開いた花の雄蕊の髭は花束の他の草花にからんで取れやすく花も繊細で傷みやすいのでお墓に持っていくときはできれば咲きかけの蕾を持っていくといいです。
グラス、穂もの、ローズマリー
続いて穂もの系。
よそのお宅に植えたグラス類は既に穂のドライ化が進み大きく見ごたえがあってアレンジには活躍しそうですがちょっと大きすぎてお墓のお供えには向きません。そもそもドライ化している穂ものはお供え花として少し不向きかもしれません。
ススキやパープルファウンテングラスなら出たばかりの綺麗な穂を使えばお供えにも使えてお供えにも丁度良いサイズです。沢山ではなく1~2本お花に添えてもいいですね。
パープルファウンテングラスをこの数年室内越冬させて鉢数(ポット植え)も増やして栽培し寄せ鉢に置いては年中ブラックリーフと穂姿を楽しんでいます。
下は今更ながらカットした四季咲きアジサイとジャンボアナベルにローズマリー、睡蓮の閉じた花、アイビー。どれも夏の名残を感じるものですがパープルファウンテングラスを入れるだけで秋度がアップします。
ところが、、Rhodesは自宅を頻繁に留守にするので家族に水やりを頼むのですが、パープルファウンテングラスがこの夏水不足で枯れかけてしまい現在穂の数がとても少なくお彼岸には持っていけそうにありません。
上のベースにも入れてあるローズマリー「トスカーナブルー」はRhodesがよそのお宅に植えたもので春のお彼岸のお供えでも使いましたが、丁度9月から開花し始め今花が次々に咲いてきています。
この枝も↓カットして持ち帰った時には蕾や花は見当たりませんでしたがどうやらちゃんと蕾が付いていたようで花が咲き始めました。
ローズマリーは秋から翌春まで花が咲くので秋のお彼岸でも春のお彼岸でも花をお供えする事ができ、花が咲いていない葉だけの枝もグリーンとして切り花に使えます。お墓の花器の水がなくなり枯れたあともグリーンの葉がしばらく残るところもお供えに向いていると言えます。
あとふた月もしたら傷んだ葉を地際でカットするクロコスミア(ヒメヒオウギズイセン)↓の残り葉もお供えのリーフとして傷み始めそうなものをカットして使います。葉茎のシルエットが少し菖蒲の葉のような長くスマートな葉が交互に出て太陽にも耐性があるので小ぶりの葉茎を1本地際からカットしてお供えに使おうと思っています。下の画像は初夏に咲いたクロコスミアの花。秋のお彼岸のお供えに使う場合は花ではなく葉が出ている茎です。
ノシラン、 オオバジャノヒゲ 、ヤブラン
ノシラン、ジャノヒゲ、ヤブランの葉もお供えに添える事ができますが、まだ日差しがきつい暖地の秋のお彼岸では、やや柔らかく少し薄いヤブランの葉より、どちらかというと葉がやや硬くしっかりしたノシランやジャノヒゲの葉の方がカットしてお供え花に添えるのに向きます。
夏に新しい綺麗な葉が出そろったノシラン↓は、去年出た固くなっている丈夫な葉の中から傷みや変色が少ないものをカットしてお供え花に葉物として添える事ができます。
参考前に春のお彼岸の記事から。こんな感じで↓ただ葉を添えるだけですが花ばかりになってしまった時に数本加えるだけでバランスが取れるので葉物もなかなか重宝します。
ノシランの葉は他にもビッタータスのような斑入り葉を使ってもいいですね。
ちなみにビッタータスの花はだいぶ咲き進んで今月中にはほぼ散ってしまいそう。
ノシランと同じキジカクシ科ジャノヒゲ属のオオバジャノヒゲ「コクリュウ」の葉もカラーリーフとしてお供えに使えます。
新しく柔らかい葉より古く固い丈夫な葉をカットした方が日差しが強くあたるお墓にお供え花に添えるのには向きます。
ちなみに実の姿もついでに載せて。以前の記事にも載せましたが現在もあまり色は変わっていませんがこれから緑色の部分が全て黒くなってゆきます。
実も切り花に加えるとおしゃれでしかも長持ちしますがご先祖様には申し訳ないけどよほど大量に何本も実らない限りお墓にお供えしてしまうのはもったいないので切らずにこのまま来年の初夏まで楽しみます。
ノシランと似た葉でヤブランもありますが、こちらは葉がノシランやジャノヒゲ(リュウノヒゲ)より葉が少し薄いので、西日が当たるお墓のまだ暑さの残る9月のお彼岸のお供えにはヤブランの葉より丈夫なノシランやジャノヒゲの葉がどちらかというと適しています。
こちら↓は置き場がなく1年以上ポットのまま放置している白斑ヤブラン「 シルバードラゴン 」。
お彼岸のお供えは数日~1週間ほど持てば上々なのであまりこだわる必要はありませんがRhodesの家のお墓は日差しがきつく秋のお彼岸の時期はまだ暑い日が続きがちなのでヤブランより少し強いノシランの葉を使う予定ですが、まだ寒さが残り日差しが強くない春のお彼岸ではヤブランの葉も使えます。
せっかく9月に咲いている素敵な花ではありますが、花はお墓に持っていくまでに少し擦れただけでポロポロ落ちてしまうのでお供えの切り花には向きません。淡いピンクのような紫のような、薄いラベンダーカラーと言ってもいいような可憐な色の花が現在咲いています。
ちょっと混みあっていて移動させたいと思っている、植物のお世話をしているお宅に植えた黄斑ヤブラン。こちらも白斑ヤブラン「 シルバードラゴン 」と同様遅咲きで丁度お彼岸の頃に花が咲きます。
この黄斑ヤブランの葉は日向でもそこそこ耐えはしますがノシランの葉の方が太陽にやや耐性があるので秋のお彼岸には黄斑ヤブランの葉も使わず使うならノシランの葉。Rhodesの家のお墓のお彼岸のお供えに黄斑ヤブランを使うとしたら日差しがきつい秋ではなく春のお彼岸です。
黄斑ヤブランは充実株に育てて沢山の花があがってくるところを楽しみたいのでもう少し開けた場所に植える予定です。多少の日向には耐えますが、関東以西の暖地では明るい日陰で管理した方が夏を越しても葉も花も綺麗に保てます。
ちなみに9月の普通の紫のヤブランの花と実の画像も載せておきます。この緑葉×紫花のオーソドックスなヤブランの葉は日差しに耐え他のヤブランと比べて強い葉なのであまり深くない花器であれば葉をお供えに使えます。大株で沢山花茎が上がってきている場合は花実も惜しみなくお供えできると思います。
どうしても紫の花と緑の実に写メの焦点が合いません。
この株は株分けしたばかりの小さな株ですが大株になると葉がかなり茂るのでフラワーアレンジに添える事ができます。
紫花緑葉のこのヤブランは少し太陽に慣らしてあるのでグリーンの葉を9月の日差しが当たるお墓にお供えしても大丈夫ではありますが、ヤブランよりノシランの葉の方がしっかりしているので秋のお彼岸で使うとしたらヤブランの葉にします。ヤブランでも斑入りではなく緑葉のものは多少の太陽に葉焼けしないので使えない事はありませんが、ヤブランは栽培場所によっては葉が少し短く育ち、花瓶への収まりのバランスがいまいちになる事も。この株も葉があまり長くないのでお墓の花瓶への収まりも悪そうです。
続いて白い花が咲く緑葉のヤブラン「モンローホワイト」↓
これもよそのお宅に植えたものですが半日陰で葉焼けもしていません。この株は9月に入りほとんど花が散ってしまっていますが上で挙げた紫の花&緑葉のオーソドックスなノシランと開花時期はほぼ同じで7月後半から8月にかけて見頃を迎えています。実は上に挙げた紫の花の緑葉のヤブランと同じ実が少し付きますがこの株は結実していないようです。Rhodesが育てている範囲では白花のモンローホワイトの方が紫の花のオーソドックスなヤブランより花が早く落ちやすく実も付きにくいような気がします。葉は綺麗ですが暑い時期の日光で葉焼けしやすいので秋のお彼岸では日が当たらないお墓でしか使えません。
ちなみに先日の記事に載せましたがヤブランの中では早咲きの「ピンクパール」は初夏に花が咲きますが9月には二番花が少し出ます。このピンクパールに限らず初夏咲きのヤブランやリュウノヒゲは初秋に再び二番花が少し咲きます。
初夏に咲いた花は既にほぼ散っていますが水やりの水流などのせいかもともと結実しにくい品種なのか実は毎年なかなか実りません。
このヤブラン「ピンクパール」はよそのお宅の日陰に植えたものですが、上に枝を伸ばしている落葉樹が害虫の被害で落葉した影響などで7月前後に日中の日差しがところどころ当たってかなり葉焼けしてしまいました。葉焼けした下の画像↓を見るとノシランやオオバジャノヒゲ、緑葉のヤブランに比べて葉焼けしやすいのがよくわかります。
この株はもともと日陰で太陽に不慣れな株に育った事もありますが、ヤブランはノシランより葉が少し薄く、特に斑入り葉は日差しに弱いためRhodesの家のお墓のように日差しがきつい場合は秋のお彼岸のお供え花に添える葉に向きませんが、日差しがきつくない春のお彼岸には葉をカットしてお供えする事ができます。
お供えに使えそうに見えるノシラン、オオバジャノヒゲ、ヤブランの葉をざっと載せましたが、Rhodesの家のお墓の秋のお彼岸のお供えにはノシランやオオバジャノヒゲの固めの去年の葉をカットしたものを使います。
ダリア
続いては秋の名花ダリア。このダリア「黒蝶」は8月から咲いていますが9月のお彼岸には更に花数が増えお供えにもぴったり。
下の画像のダリアは外花弁がしおれてきていますがダリアは切り花にしても結構長持ちしますし1本あるだけで存在感が出るのでお彼岸のお供えにもぴったり。ただお墓の花器の水の方が花が枯れるより先になくなってしまう事が多いので、花もちの良さもそこそこあれば十分です。
秋色アジサイ
続いては秋色紫陽花(アジサイ)。
Rhodesの家では車のサイドボディーにすり潰されながら長く楽しませてくれたジャンボアナベル「インクレディボール」は車に当たったり夏の日差しのせいで少し茶変しつつも台風さえ来なければ秋までずっとそのまま楽しんでいます。
今年は台風14号が直撃する可能性があったため、この↑ほとんどの花をこの日弱剪定しました。
切った枝はそのままだと葉がしおれてきてしまうのでとりあえずポイポイ水連鉢に投入して一時的に水を補給。
初夏のアジサイの時期によくある花器やお皿、バードバス、水槽、神社などでは手水鉢に紫陽花の花を浮かべて楽しむ花手水(はなちょうず)のようにRhodesの家のアジサイもスイレンに混ぜて少し浮かべて楽しみたいのはやまやまですが、この水連鉢は直射日光がガンガン当たり半日もすると花が萎れて駄目になってしまうため初夏のフレッシュなアジサイの花を切り取って水連鉢の水に浮かべる事はできません。
花手水(はなちょうず)と同じ光景にはとてもなりませんでしたが、台風前のつかの間の水連鉢のアジサイです。水揚の悪い紫陽花が萎れないよう一時的にポンポン投げ入れただけですが。
さて、これを集めて花瓶などに入れると、、これだけで狭い家が結構紫陽花まみれになります。ゆったりしたおうちならともかく、狭い玄関なのでこれでも邪魔になってしまうほど。
薄暗い玄関で写メがボケてしままっていますが、一部茶変した花はカットして取り除くと綺麗になりますし、あえてそのまま飾っても。
毎年大型台風が来るまで秋色アジサイ化したジャンボアナベルを剪定せずそのままにしているためお彼岸のお供えにも使えます。でもこのサイズで使うとちょっと大きすぎるのでお供えの花には株元付近や枝の間の日陰で咲いているような小さな花を使います。なのでお供え用にはこれらの鉢の中から花が小さい小ぶりの枝を探します。
こちら↓は一部茶変してしまった装飾花はカットして取り除きました。
ちなみにアナベルだけでなく、何度か上に画像をアップしていますが四季咲きアジサイの秋色アジサイ化した花も台風に備えカットしました↓
下の2個がピンクやブルーグリーンの色に秋色アジサイ化した四季咲き紫陽花で、その上の小ぶりの花はじゃんぼアナベルの小さな花玉です。
ケイトウ / セロシア
ケイトウもお供えに使いたいところですが、Rhodesの家はポット栽培で花数がそもそも少なくこれを1本カットしてお墓に持っていくと寂しくなってしまうので少し厳しいです。お庭で地植えにしている場合は惜しみなくカットできますね。
ちなみにRhodesの家の小さなケイトウは無理ですが、センニチコウ(千日紅)であれば花数が多いので寄せ植えに使った小さな株でもお供え用に少しカットして持っていけそうです。
下の画像のピンクのケイトウはお庭を管理しているお宅の寄せ植え用に買って行ったケイトウ(セロシア)スマートルック ロマンティカ。花色もピンクベージュで可愛いですが、涼しくなってくると葉が銅葉になりダークリーフになるおしゃれ品種です。ちなみに手前の赤いケイトウも同じくスマートルックの赤花です。
自宅から微妙に離れた馴染みの定期的にお世話になっている園芸店で購入した品種ですが、Rhodesの ロマンティカの方を自宅用にも買っておけば良かった~と後悔しています。腰痛が悪化してなかなか買いに行けない (;_;)
エキナセアなどキク科
お供えといえば暑さにもある程度耐え、花びらもさほど散らず周囲を汚しにくいスプレーギクなど菊が王道で最強の存在。
Rhodesの家ではスプレー菊は育てていませんが、場所をお借りしているご近所さんの敷地にスプレー菊を植えてあり複数のお墓にお供えできるだけの十分な花茎が育っています。ただどれも蕾がやっと出て来たところで今はまだ切り花にできる状態ではなく残念ながら秋のお彼岸のお供え花としては使えません。咲くのは10月の終わりです。
他にRhodesの家で育てていて秋のお彼岸の時期に花が咲いているキク科の植物ではポット栽培の小さなエキナセアの株があります。株が小さいのでお供え花も少ししか取れませんが、そもそもお墓の花瓶は小さいのでそれぞれの花を1~2本集めればそれでいっぱいいっぱいなので2本でも十分。そしてエキナセアは切り花にしても花が長持ちするので切り花にもってこいです。Rhodesがお墓参りする場所は複数あって西日があたるお墓ではどの花も晴天が続くとすぐに水が切れてもちませんが3~4日もてば十分です。
エキナセアやルドベキアなどはお墓参りの日に花があいにく咲いてなかったとしてもこの暗いグリーンのコーン姿のものだけでも意外と使えます。お墓の小さな花器の水が切れてもしばらくドライフラワーのような姿で残り、咲いている花を使っても花びらが落ちないのでお墓を必要以上に汚す心配もありません。このコーンばかりを花瓶に入れると家ではよくでもお墓ではさすがに寂しいので他の花をメインにバランスを見て少し加える程度にしてもいいかなと思っています。
こちら↓は植物の管理をしているよそのお宅の花。
コレオプシスやヘレニウム、その他あらゆるマム系は秋まで花が楽しめて茎もあまり太くない宿根草は沢山あるのでお庭があるおうちはお供えには事欠きません。
お彼岸の頃必ず咲いているコスモスも秋の彼岸のお供え花にぴったりですが、移動時に花首が折れやすいので持ち運びには注意が必要です。花びらも傷んだり散ってしまったりするので持っていく時は蕾が程よく残っている枝を選びます。
クレマチス
クレマチスも咲いていますがお供え用に花首を折らないように他の草花と合わせて持ち歩くのは少し厳しいです。
花後剪定を控えているロウグチやアフロディーテエレガフミナは強いので近場のお花なら持っていけるかなと思いますが蕾を上手に選んで枝を切らないとならずお墓参りに持っていくには少し不向きかもしれません。
その他の花 秋明菊 ( シュウメイギク ) など
他にも、Rhodesの家にはありませんが秋明菊(シュウメイギク)などお彼岸に使える秋の草花をあげるときりがありません。こちら↓はいつも植物のために場所をお借りしてお世話になっているご近所さんのお宅のシュウメイギク。家屋などが入り込んでしまうので全体は撮れませんが実際はもっと沢山群生していてとても綺麗です。
この秋明菊(シュウメイギク)は開花期が長く沢山の花が咲いて花枝も取れ、間違いなく宿根草の中で秋のお彼岸で使える切り花のトップに挙がってくると思います。
秋の花は宿根草だけでも挙げるときりがなく、初夏から秋まで咲く草花を合わせるとそれこそ沢山。切り花に最適なオキシペタラム「ブルースター」も育てたいと思っていますが場所がありません。
こちらは全草から良い香りがするアガスターシェ ↓
こちらも植物のお世話をしているお宅に植えたものですが初夏から秋深まるまでよく咲いています。
ただお墓の花器は小さくてあまり花が入らないので、スペースがなく鉢栽培で草花を玄関先などで楽しんでいる場合でもお墓の小さな花瓶に使える草花を十分まかなえる場合も多いと思います。
キンモクセイ
東京では9月半ば~10月前半頃に金木犀が見ごろを迎えます。祖父母のお墓の敷地内に金木犀が植えられていて開花中はその枝をカットしてお供えする事ができます。花がポロポロ落ちるので自宅から持っていくのは厳しいですが、現地でお供えの花が思ったより少ない事に気付いた時などはこのお墓のキンモクセイの枝をカットしてお供え花に添えます。
でもいつも秋のお彼岸の時は開花前の固く閉じた蕾である事が多く枝をカットするのも少し早いかなといったところ。秋のお彼岸のお参りが少し遅くなった時には活用できます。
これ↑はお墓ではなく都内の故郷の裏庭に植えてあった金木犀。丁度剪定後なので花も少なめですが本来はもっと沢山咲いきます。当時は長年ガラケーを使っていてガラケーの写メで建物の間の明るい日陰の逆光で綺麗に撮れていませんが懐かしい、、。剪定した枝はよく家の中で伸び伸びと飾っていました。
祖父母のお墓の狭い敷地に植えてある金木犀も毎年秋の彼岸の時期に大体蕾が沢山付いています。
今月中にお墓参りに行く予定ですが、今年はいつもと違って遅いお参りなので金木犀の開花に出会えるといいのですが。
ちなみに春のお彼岸で使った花はこちら↓
お彼岸に合わせて自宅にある草花や樹木を見てお供えに使えないか振り返ってみるのも楽しみの一つです。
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